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「carview!」プロダクトデザイナーに聞く:ユーザー体験を革新するデザインの裏側

こんにちは、LINEヤフーでデザイナーの採用広報を担当しているGOです。
この記事では現在募集中のデザイナー求人に対して、読者の皆さまの認知と理解を深め、興味を持っていただくために、関連部署のデザイナーに直接行ったインタビューを掲載いたします。
今回は、「carview!」のプロダクトデザイナーを対象とし、この領域のデザインを管掌するメディアカンパニー バーティカル・事業推進統括本部プロダクション1本部プロダクト企画デザイン部デザイン3チーム リーダーの高橋賢二さんにお話を伺いました。

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募集の背景

まず、ご自身のご経歴と現在の役割について教えてください。

私は紙媒体のグラフィックデザインからキャリアをスタートし、2000年頃からWebデザインやソフトウェアハウスでの経験を積んできました。2013年からは「carview!」や「みんカラ」などの自動車関連プロダクトに携わり、現在はチームリーダーとして案件管理やデザイン人材の育成を行っています。また、デザイン責任者として社内プロダクトの品質チェックも担当しており、広くUI/UXの改善にも取り組んでいます。

「carview!」のプロダクトデザイナーとしての主な業務内容と責任について教えてください。

私は「carview!」や「みんカラ」といった自動車関連プロダクトのUI/UXデザインを担当しています。具体的には、プロトタイプの作成、実際のデザイン、フィードバックの収集、そして実装の実現可能性を考慮しながら一貫性のある機能提供まで、ものづくりの全工程に関わるのが主な業務です。
多くの関係者と協力しながら、UI/UXの改善と品質の担保に努めていて、視覚的にも魅力的で機能的にも整備されたUI/UXを提供することを目指して日々取り組み、常にユーザーの「知りたい」に応えるデザインを追求しています。

新たにデザイナーを募集した背景について詳しく教えてください。

これまで多くのユーザーに「carview!」をご利用いただいてきましたが、生成AI技術の進化に伴いよりパーソナライズされた体験や新たな価値を提供するためにプロダクトのアップデートを行っており、さらなるカーライフの充実とサポートを目指しています。このような提供価値を最大化するために、新しい知見やスキルを持った方と一緒にものづくりをしていきたいと考え、新たにプロダクトデザイナーを募集することにしました。

デザインチームについて

「carview!」のデザインチームのミッションやビジョンについて教えてください。

「carview!」のデザインチームのミッションは、ユーザーやクライアントが求める「便利さ」や「使いやすさ」を理にかなったデザインで提供し、ビジネスのKPIに貢献することです。
私たちは単に見た目が良いものを作るのではなく、ユーザーの理想を形にするスキルを常に向上させ、意義と有用性のあるプロダクトを生み出すことを目指しています。また、事業会社のデザイン部門として多くの関係者と連携し、より良いUI/UXを提供するために「UXゴール」を強く意識し、プロジェクトの上流工程から積極的に関わることを推奨しています。

デザインチームの文化や働き方についても教えてください。

私たちのチームでは、メンバー全員がユーザーのためにUI/UXを改善しようとする意識が強いです。「UXゴール」を明確にすることからデザインをスタートさせ、ユーザーとビジネスサイドの双方に貢献できるデザインソリューションを大切にしています。
また、困ったときには助け合える文化やナレッジ共有の習慣があり、風通しの良いコミュニケーションが取れる環境を整えています。さらに、企画段階から開発リリースまで幅広く関わることも特徴の一つです。

効果的なデザインチームを構築する上で、最も重要だと思う要素は何ですか?

同じ目的を持って品質と効率の改善を続けることが最も重要だと考えています。また、デザインのエコシステムをしっかりと築き、運用改善していくことも大切です。
これにより、チーム全体が一体となって効果的に機能すると考えています。

デザイン哲学やアプローチ

「carview!」におけるデザイン哲学やアプローチについて教えてください。

約25年続いているサービスとして、会社としても様々な変遷を経てきましたが、ユーザーに寄り添ったデザインを提供しつづけ、一貫性とブランド・アイデンティティーを大切にしています。これにより、ユーザーとビジネスの双方に有用なプロダクトを生み出すことを重視しています。

デザインアプローチにおいて特に重視しているポイントと、その理由を教えてください。

ユーザーへの提供価値を最大化するために、明確な「UXゴール」を設定し、課題解決のためのデザインをすることです。ユーザーとビジネスの双方にポジティブなデザイン思考で取り組むことが重要です。

プロジェクトにおける基本的なデザインプロセスについて、詳しく教えてください。

私たちのデザインプロセスは、要件理解から始まり、UXゴールの作成、プロトタイプの作成、デザインの相談、初稿の作成、コンセプトのブラッシュアップ、リリース、効果計測と分析、そして改善というサイクルを繰り返すアジャイル的なものです。
このプロセスを通じて、柔軟にプロジェクトを進め、継続的な改善を行っています。

営業、企画、エンジニアなど異なる部門との協力を円滑にするために、どのような取り組みを行っていますか?

UXゴールの共有が非常に重要だと考えています。各部門がお互いに目指すところを理解し、共有することで、協力を円滑に進めることができます。これにより、プロジェクト全体が一体となって目標に向かうことができます。

具体的な業務事例

具体的なプロジェクト事例を挙げて、その中で直面した課題とその解決策について教えてください。

デザインシステムの構築が一つの事例です。「carview!」は長いサービスの歴史を持ち、多くのコンテンツが存在するため、一貫性を保つのが難しいという課題がありました。そこで、「carview!」とは何かを改めて考え、ブランド・アイデンティティーを可視化し、どのようなトーン&マナーが適切かを検討しました。同時に、数値が下がらないようにビジュアルデザインとしても追求しました。その結果、コンバージョン率などの指標を下げることなく、トップページやカタログページでの新しいデザインシステムの実装を実現し、現在は順次拡大中です。

今後入社するデザイナーに対して、どのような期待を持っていますか?

クリエイティブで柔軟にUI/UXを考え、実行に移せるデザイナーを期待しています。また、「もっとこうしたら良くなる」といったポジティブな改善を提案できる方、たくさんの情報をユーザーに提供するための要件を考慮できる方、率直に意見交換ができる方、そしてリーディングプレーヤーとしてデザインチームを引っ張っていけるデザイナーを求めています。

本日は貴重なお話をありがとうございました。

ありがとうございました。今後とも「carview!」の発展に努めてまいりますので、よろしくお願いします。

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は、「carview!」のデザインを管掌する高橋さんに、求人の背景とデザイン哲学、デザインアプローチについて語っていただきました。
この記事を読んで興味を持たれた方は、ぜひ採用情報をご確認ください。ご応募お待ちしております。

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