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【参加者レポート】LINEのデザイン職インターンに参加しました!

はじめまして、デザイン職インターン ・プロダクトデザインコースに参加した吉田みずきです。インターンが実施された8月15日から9月2日の3週間で私が感じたことや学んだことをご紹介します!

LINEのインターンに応募した経緯

私はもともと8月までアメリカでインターンをしてから帰国する予定でしたが、インターンシップを獲得することができず、ビザ切れで帰国を余儀なくされました。そのとき日本で絶対にインターンに参加するぞと心に決め、情報を収集していた時に見つけたのがLINEでした。

  • デザイナーが企画から関与できる事業会社であること

  • 日本では、もはやインフラとも言えるくらい、ほとんどの人が使用しているコミュニケーションアプリを提供していること

  • LINEドクターなど、さまざまなサービスのデザインに携われること

この3点から、「LINEのデザイナーさんってどんな人たちなんだろう」という興味が湧き、挑戦してみることにしました。事前課題は、「自分がよく使うサービスのリデザイン」と「まだ日本では浸透していないサービスのリサーチ」だったのですが、今までサービスにずっと抱いていた不満を解決することだったり、自分が海外留学していたことを活かせる課題だったので取り組みやすく、楽しく課題に取り組むことができました。

手厚いサポートの中、3週間で作品を仕上げる経験

インターンのプログラムは、「選考課題のドキュメントをもとに、驚きがある優れたデザインに再構築する」もしくは「あなたの日常生活から課題を発見し、それを解決するサービスをデザインする」の2つでした。そのうち、私は「あなたの日常生活から課題を発見し、それを解決するサービスをデザインする」を選びました。そして、たまたまインターンの実施期間が夏休み中だったこともあり、共働きの知人から「子供が夏休みに入ると大変だ」という話を聞いたことがきっかけで、「子供の夏休み」にフォーカスして課題を考えていくことにしました。

基本的には自分で何をすべきか考えながら手探りで前に進み、朝と夕方にある定例ミーティングでメンターにフィードバックをもらいました。また、お昼休みにはマネージャーとお話しできる時間もあり、自分の進捗報告をしてアドバイスをいただきました。

私がこのフェーズに取り組んだのはデスクリサーチとインタビューです。小学生のお子さんがいるLINEの社員さん3人にもインタビューさせていただき、課題の深掘りを行いました。他の競合アプリなどを試すうちに、どの課題にフォーカスして考えたらいいのかわからなくなることもありましたが、メンターが元に戻って考え直すきっかけを与えてくれました。

企画の提案で終わらず、UIまでみっちり作り込める

リサーチ結果を整理し、「子供主体で家族のおでかけの計画を立てるサービス」というアイディアに決め、ユーザーフローを考え始めたのですが、どんどんと複雑化してしまい、結局何がしたいんだっけ?という行き詰まりを自分の中で強く感じるようになっていきました。そんな時、メンターにマネージャーとミーティングする時間を設けてもらい相談した結果、「子供が提案し、親が決める」という手順を親子で分担することで、ユーザーフローを単純にすることができました。

UIを実際に作っていく作業に入ってからは、主要な画面をざっくり作っていきながら細い部分のクオリティをあげていきました。LINE Design Systemを使ってデザインすると、本当にLINEのサービスになりそうな気がして楽しかったです。私はUIデザインが専門分野ではなかったので、思いもよらないところで「その機能はどうやって使うんですか」という指摘をされることが多く、かなり学びが大きかったと思います。また、1日だけオフィスに出社して他のインターン生と進捗報告会をしたときにも、インターン生や他のメンターからアドバイスをいただき、それが自分の成長につながったと感じました。とても自分が成長したと感じました。1週間のインターンだったら、ここまで深くUIについて考える時間はなかったと思うので、これは3週間という長い期間でのインターンならではだと感じました。

LINEのデザインに触れるさまざまなコンテンツ

課題に取り組むだけでなく、ポートフォリオ勉強会やライティング講座、先輩デザイナーにお話を聞ける機会など、さまざまなコンテンツを用意していただきました。私たちのためにたくさんの時間を割いて準備してくださったことがすごく伝わって、本当にありがたかったです。

私が中でも印象に残っているのは、CSMOである舛田さんとの交流会でした。自分の中に全くなかったような視点なのにすぐに「なるほど」と腑に落ちるお話ばかりで、LINEがどのように育ってきたのか、これからどうなっていきたいのかを聞けたのはとても贅沢な時間でした。

最終提案とフィードバック

最終的に私が提案したのは「LINE ASOBO」という、子供が行きたいおでかけスポットをLINEの家族グループを使って親に提案できるサービスです。自動でおでかけプランを生成してくれるので、計画を立てる時間がない、計画を立てるのが苦手な親でも簡単に家族でおでかけできるようになっています。「親が一緒に遊んでくれない」という子供のネガティブな気持ちを、「親とおでかけできるように自分が場所を探そう!」というポジティブな気持ちに転換することが、このサービスの目的です。

最終日の成果発表会では、「子供を家族の意思決定に巻き込むことの大切さ」を評価したコメントを多く頂きました。ちょうど発表を見てくださっていた中に小学生のお子さんを持つ社員さんが多く、「最近おでかけに連れて行けてないという痛い部分を突かれた」という方もいらっしゃいましたが、「LINEの家族グループでのコミュニケーションを促進するアイディアだ」というフィードバックをいただけたのが印象的でした。

まとめ

たくさんの方に支えていただいた3週間は、自分の中でとても良い経験になりました。毎日私と同じ目線に立ってアドバイスをくれたメンター、親身になって考えてくださったマネージャー、自分にないものばかりを持っている優秀で刺激的なインターン生、いつも私たちのことを気にかけてくれていた人事の方、私たちのために時間をかけてたくさんのコンテンツを準備してくださったCREATIVE CENTERの皆様、その他関係者の皆様。心から、お礼申し上げます。

このインターンを通じて、LINEのデザインへの向き合い方を肌で感じ、吸収できたと思っています。この経験を生かし、自分のこれからのものづくりに活かしていきます!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました💚

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