【開催レポート】5.13&5.18 インターンオンライン説明会
5月13日・5月18日の両日に、今年行われるサマーインターンの説明会をオンラインにて行いました。私たちにとって初めて主催するオンラインイベントだったので至らぬ点も多々あったかと思いますが、たくさんの学生の皆様と、距離を超えて交流することができ、まさにLINEの企業理念である「CLOSING THE DISTANCE」を体現できたかなと思っています。
オンライン説明会の主な内容は
1. 会社及びインターン制度の説明
2. 質疑応答
エバンジェリストの小林がチャット機能を用いながら、組織のお話をさせていただきました。
私たちクリエイティブセンターのデザイナーに求められるものは、「課題解決力」だというお話。
インターンで実施するプログラムについてもお話しました。
5月13日の質疑応答
5月13日にお答えした質疑応答について、改めて以下に内容をまとめさせていただきましたので改めてご確認ください。
仕事の形式や社内での作業風景は新型コロナウイルスの影響で何か変わりましたでしょうか?
2月後半から在宅勤務に変わりました。今まで在宅勤務の環境はなかったのですが2月に部署ごとにトライアルを1日実施し、その後すぐに本格的に在宅勤務制度が導入されました。デザインのチェックや修正はオンライン会議ツールを使用して実施しています。デザイナーの在宅勤務の様子について別記事にて紹介していますのでよろしければご覧ください。
LINEの自社サービス以外でデザインすることはありますか?
基本的には自社サービスのデザインのみを担当いたします。10年以上在籍していますが、自社サービス以外のデザインを担当したことはありません。
学歴(美大であるかどうか)などは重要でしょうか?
学歴は不問です。選考課題のアウトプットのみで判断いたします。
インターンに参加する上で、ポートフォリオなどは必要でしょうか?
選考の際に必要なものはエントリー締切後にご案内いたします。
社内で活躍している人材の特徴は何かありますか?
デザインのアウトプットが優れている人ですね。そして、アウトプットが優れている人の特徴がいくつかあります。
・デザインや設計をすることが好きな人
・評価を素直に受け取ることができる人
・なぜこのデザインにしたのかを説明できる人
・自分で考えて行動できる人
・サービスとユーザーを一番に考えている人
・指向性と適合性がマッチしている人
・先読みできる人
学生時代や新卒時代にどのようにグラフィックデザインを勉強していましたか?
好きだったアーティストのホームページを作ったり、かっこいいサイトを見つけたら真似して作っていました。
プログラミングができなくても、参加は可能ですか?
HTMLやCSSのスキルは必須ではありません。できることに越したことはないです。弊社は分業制でエンジニアがいるので、デザイナーがHTMLやCSSを直接触ることはありません。
インターンに採用されなかった場合、選考課題に対するフィードバックはいただけますか?
選考結果の理由については公開していない為、フィードバックは行うことができません。
インターン採用面接では何を聞かれますか?
取り組んでいただいた選考課題について深掘りさせていただきます。どのような意図で作ったのかなどを聞かせていただきます。
親会社は韓国法人のNAVERだと思うのですが、どれぐらいの独立性があるのでしょうか?
LINE株式会社は本社が日本にあり、意思決定なども日本で行なっています。基本的には独立してデザイン業務を行なっています。
IllustratorやPhotoshopは主にどんな場面で活用しますか?
以前はIllustratorやPhotoshopを使用してUI作成していましたが、最近はPhotoshopは写真加工・バナーやアイコンを使う場面で使用しています。
UI作成はSketchを使っています。基本的な操作はIllustratorやPhotoshopに似ているので基本スキルとしてはIllustratorやPhotoshopを覚えていただくのが良いと思います。
何人程度受け入れるご予定でしょうか?
3名程度受け入れる予定です。
インターンの選考手順を教えていただきたいです
5/22(金)AM10:00 にエントリーを締め切った後に課題をご案内いたします。課題を提出していただき、通過した方は面接に進んでいただきます。
外国人は歓迎されますか?
LINEでも様々なバックグラウンドを持つメンバー社員が在籍しています。スキル重視のため、国籍は不問です。
ニーズのウォッチについてどういったリサーチをされているのでしょうか。
ユーザーのニーズをつかむことは非常に難しいです。なぜならユーザーはきちんとニーズについては言ってくれないからです。ただ、ニーズが表層化・顕在化する瞬間があります。社会的に大きな出来事が起きた時や、世の中が変わろうとする時には、いろいろな課題や新しいニーズが出てきます。今まさにニーズが顕在化している瞬間なので、そこを拾ってサービスを展開していきます。どういうところで困っているのか、役に立つのかを日々考えることはサービス開発する上で大事だと思います。
職場での英語の利用頻度はどの程度でしょうか?
ほとんど使うことはないです。使用するシーンがあったとしても社内で通訳・翻訳チームがいるので問題ありません。
デザインのアウトプットは具体的にどういう意味ですか?
目的や課題を実現した画面です。デザインそのものをアウトプットとしています。
5月18日の質疑応答
5月18日にお答えした質疑応答について、改めて以下に内容をまとめさせていただきましたので改めてご確認ください。
IllustratorやPhotoshopなど、デザイン経験がどの程度求められるか気になります
インターンに参加するときに実務経験としてのデザイン経験はなくても大丈夫です。デザイン業務で最も使っているツールはSketchです。新しいツールに挑戦する気概の方が必要ですね。UI作成にはSketch、画像作成はPhotoshopやIllustratorとなります。この辺を覚えておけば新しく出るツールも使い方は似てると思うので、問題ないかなと思います。ただ選考課題のアウトプットのレベルは確認します。
インターンの応募資格としてどの程度の経験が必要でしょうか?
今回は課題で判断するので、課題さえ良ければ極端な話、未経験でも大丈夫です。学歴も不問です。
LINEでデザイナーをしていて良かったこと、大変だったことがあればお伺いしたいです
(UIデザイン2チーム 谷井)
デザイン組織が独立しておりデザインに集中でき、だからこそユーザー目線でデザインや提案ができるのが良いと思っています。また、たくさんのサービスがあるので幅広いサービスに関われるのも良かったと思います。大変だったことでいうと、スピードが優先される会社なのでそのスピード感についていくことが大変かもしれません。
(UIデザイン8チーム 齋藤)
ユーザーが多いので反応をたくさん見ることができる反面、それがプレッシャーになることもあります。ただLINEのデザイナーはオペレーターではなく自分で設計もできるのでやり甲斐は感じています。
Webデザイナーの経験がない場合、UIデザイナーは務まらないでしょうか?
大丈夫だと思います。やると決めたことをやるのが大事で、今は経験がないことを心配する必要はないです。ただ、今回のインターンは課題で判断するわけですが、デザインの積み重ねで得るものは確かにあるので、学んでもらう必要はありますし、スマホでいろんなサービスを観察するだけでも学びになると思います。そういうことが経験になってくるでしょう。
インターンを選考する上で一番見るところはどこですか?
選考課題の目的がしっかりと実現できるか、でしょうか。課題解決能力があるか、どうしてそのデザインにしたかを明確に説明できるか、を見ると思います。綺麗なものを真似することは簡単ですが、考えてデザインしてそれが説明できるかはとても重要です。
どのようなデザインができる学生を募集されていますか?
課題解決ができているか、ですね。理想を言うと「企画を理解してユーザーファーストで課題解決できる人」ですが、今回に関していえば「自分のデザインを説明できる人」になるかと思います。
美術大学出身者が多いのでしょうか?
全員が美大卒というわけではないですね。正確に調べたことはないのですが、UIデザイナーにおいては非美大卒の方が多い気がします。
どのようなバックグラウンドを持つ方が多いのでしょうか?美術的なスキルとコンピューターサイエンスのスキルのどちらが必要とされているのでしょうか?
中途入社される方が多いので制作会社を経験されている方が多いですね。LINEは分業制を敷いておりデザイナーがプログラミングをすることはありませんが、知識として持っておくに越したことはありません。
ポートフォリオは現在ある作品のみで良いでしょうか?
インターンの選考については、現在あるものだけで大丈夫です。ただ今後、デザインを説明できるポートフォリオを作り込んでいく必要はあると思います。説明ができていれば数はあまり問題ではありません。
LINEならではの、LINEのデザイナーならではの仕事のやりがいはありますか?
たくさんのユーザーがいるサービスにおいて自分の意見をデザインに反映できる、いろんなサービスを経験できるのはLINEならではだと思います。
インターンの選考に落ちた場合、今後本選考に影響はあるでしょうか?
全く別物なので、影響はありません。
デザイナーは企画のどの段階で参加しますか?
案件によりますが、企画の上流工程から参加してデザイン主導で進む場合もあります。言われた通りのものだけを作るオペレーターのような仕事は今までやったことがないです。企画部門とコミュニケーションをとりながら進めることは結構あって、信頼されているという感覚が強いですね。フラットに意見が言い合える中で、デザイナーの意見を大事にしてもらっているのが実情です。
エントリーの段階では全員受付でそこから課題という流れでしょうか?
その通りです。5/22 10時までエントリーを受け付けております。その後27日にエントリーされた全員に課題のご連絡をいたします。
新型肺炎への対応など、時代の流れに沿っていち早く施策を実施するため普段から取り組んでいることはありますか?
割と大きな組織ですがフットワークが軽い会社だと思いますし、常に世の中のために何ができるかを考えている会社です。そんな働き方を私たちは「LINE STYLE」としてまとめています。そこには「ユーザーニーズを大切にしよう」とか「チャレンジを楽しもう」とか「完璧さよりも一歩を踏み出そう」といったことが書かれていて、私たちはそれに共感して仕事に取り組んでいます。この「LINE STYLE」に共感ができるかどうかは大切なのでぜひ見ていただきたいですね。
https://linecorp.com/pdf/ja/LINE_STYLE_BOOK.pdf
グローバル企業ならではのエピソード、WOWな体験があれば教えてください。
各国に拠点がありますが、テレビ会議などでやり取りをしているので特別な感覚は逆にないですね。様々な国籍の仲間と働くのも普通という感じです。それが「WOW」かもしれません。社内に通訳チームがあるので言語に困ることがないというのが、グローバル企業ぽいところでしょうか。
入社後スキルを高められる研修などはありますか?
配属後はOJTがメインになります。ほとんどは先輩デザイナーについて学ぶ形になりますが、やる気次第でどんどんと業務の幅は広がっていくと思います。最初から実戦に入っていくと考えてください。
以上となります。締め切りまでの時間はあまり多くありませんが、皆様のご参加を心よりお待ちしております。