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デザイナーが海外旅行する時、その国のチラシを集めた方が良いワケ

こんにちは。私はブランドデザイン2チームのユン・ヨジンです。
ブランドデザインチームは作業面において、タイポグラフィと絶対に切り離せない関係性にあります。ブランディングの中で、様々なメディアのデザイン要素としてタイポグラフィはかなりの割合を占めているからです。
私は今回、米国(ニューヨークとロサンゼルス)旅行において感じたタイポグラフィについての考察を共有したいと思います。
旅行者は、観光スポット、美術館、ギャラリー、公演など様々な体験の中で、たくさんチラシを得るでしょう。
それがデザイナーにとって良いデザインでも良くないデザインでも、海外のチラシは、毎回新鮮な刺激を与えてくれるので、そして通常は小さな紙くずに見えるようなものでも私は、収集してしまうのです。

近い国である韓国と日本でもデザイン的な違いがたくさんあるので、より遠い国である米国のデザインはどんな違いがあるのか、タイポグラフィを主な事例に考えてみました。あくまで、学術的な所見ではなく、主観的な意見が多く含まれていることをご容赦ください。

1.タイトルのタイポグラフィー

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通常、米国の博物館、美術館などではサンセリフ、書体の太さも大胆にデザインされていることが多く、小文字より大文字を好むようです。カラーも彩度が高い色とブラックとを一緒に使ってコントラストを表現しています。
私の感覚として、日本ではサンセリフを使用しても、通常の細い書体を多く使用している気がしていましたが、米国では明確に異なる印象を受けました。文化的にも自分の考えを直感的に表現する姿勢がデザインにも反映されているのでしょう。一方で、セリフを使用するのは通常、政府機関とかミュージカルなど使用されているように感じました。

2.メインテキスト

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本文でも同様に、通常サンセリフが最も多く、並べ替えを利用して自然な感じを感じることができます。本文中で強調したい部分は、強い色を使用して、より目立つように表示していました。セリフは、新聞形式や演劇関連の紙媒体でたまに見ることができる程度でした。

3.インフォメーションのタイポグラフィー

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情報を伝えるテキストは、シンプルなアイコンと一緒に説明がされることが多いようです。この時、アイコンは必ず複雑ではなく、わかりやすいアイコンが描かれており、老若男女が見ても十分に理解することができる直感的でフレンドリーな設計になっていると感じました。テキストの性格に合わせて、読者を配慮しているような印象も受けました。

4.チケット

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チケットのデザインから、私は特にアメリカらしさを感じました。必要な情報だけを得ることができる、クールな印象を受けたのです。

5.マップ

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地図は、かなり複雑に見えることがあります。アイコンやカラーの使用感などが魅力的だと感じました。多くの装飾はありませんが、簡単な表現があえて強烈な印象が与えるという場合もあるでしょう。

6.宗教関連

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唯一、米国で明朝系に最も多く接した場所は大聖堂や教会でした。その性格に合わせて使用されていることもあるでしょうが、時代と場所に合わせたデザインでもあると感じました。

まとめ

旅行者のみ得ることができる情報の中で、タイポグラフィがどのように構成されているかどうかを把握することは非常に興味深いことです。
思ったより、米国のデザインは韓国のデザインと似たような感じをたくさん受けました。そして、旅行者である私が感じたことの中で新鮮だったのは、同じ西側諸国でも文化的に米国と欧州は異なるということでした。
このように、旅行はデザインの新鮮さを悟らせてくれます。海外へ旅行に行かれる際には、ぜひその国のチラシを収集してみてください!

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