LINE四谷オフィスの働きやすいオフィスデザインをご紹介します!
こんにちは。スペースデザインチームの美奈川です。
今年10月、私たちが空間デザインを担当したLINEの新たなオフィスが四谷にオープンしました。
四谷オフィスは駅からのアクセスも良く、窓からは迎賓館や国立競技場が見えるなど新宿とはまた違った景色を楽しむことができます。
新型コロナウイルスという状況に見舞われつつも約一年の時間をかけて完成したこのプロジェクトで、私たちがオフィスデザインにどのような意図を込めたかをお話ししたいと思います。
1.「第二創業」を意識したデザイン
設立以来、様々なチャレンジを続けて成長してきたLINE。
オフィスデザインにおいてもLINERの挑戦するマインドを醸成することを大切にしています。華美なデザインや何かに似せたフェイク素材ではなく、一般的に流通している材料、例えば合板やリノリウムなどを使って素材そのものの”ラフな表情”を仕上げとすることが多いです。
四谷オフィスのエントランスでは、ブリックタイルの壁に社名ロゴを塗装し、タイルの凹凸を活かしたサインとしています。
また、サービス展示エリアやカフェで使用しているカウンターは、ケーブルラックを構造に使用していたり、カフェカウンターの下部はトタン波板を使ったデザインとなっています。
2. 柔軟性の高いオフィス
LINEでは組織変更や新しいプロジェクトの立ち上げが頻繁に行われています。
そのような状況にも柔軟に対応できるよう、壁は極力減らし移設可能な家具をメインとしたレイアウトとしています。使用頻度の高い家具はモジュールを決め、違う場所で使っても問題がないように配慮しました。ちなみに先程のケーブルラックを使用したカウンターは、カウンターテーブルとして以外にも天板下にゴミ箱を収納していたり展示台としてもフレキシブルに活用されています。
執務フロアのフリースペースでは、シンプルな構成のデスク・スツールを自由に組み合わせて、一人での作業や2~3人でのミーティングなど目的に合わせて家具を動かせます。
使わない時にはパネル内側に重ねて省スペースに収納することもできます。
3. コミュニケーション
四谷オフィスには FIELD30という名前の社員専用スペースがあります。
固定的なレイアウトは決められておらず、アクティビティに合わせて自分たちで家具を動かして壁・柱・テーブルにアイデアをどんどん書けるようになっています。ブレストやワークショップなどもこのようにオープンな場所で行うと、直接関わりのないチームやメンバーについても何となく知ることができ、自分の仕事の刺激にもなるかも知れません。
四谷オフィス以外の拠点から来た社員も自由に使えるので、コワーキングスペースとしても活用することができます!
(人が集まっての使用は新型コロナ収束後となりますね…)
今回のオフィス紹介は以上になります。最後まで読んでくださってありがとうございました!こちらの記事では大崎オフィスの紹介をしていますので、もしよろしければ見てみて下さいね。
※こちらで使用した写真は撮影のためマスクを外しています。
また、クリエイティブセンターのスペースデザインにつきましては以下のマガジンにまとめいますので、あわせてごらんください。