LINEデザイナーがチェックしているグローバルIT企業のデザインブログ3選
こんにちはAdvanced Designチームのキム・ジヘです。
突然ですが、皆さんが毎日1回以上使用しているWebサービスは何でしょうか?
私たちの日常に深く浸透し、暮らしの質を向上させたサービスはたくさんあり、さらにそれらはメディアにも匹敵する影響力をもっています。そのようなサービスがどのようなプロセスを経て制作され、そのデザインを担当したデザイナーはどのような考え方を持って仕事をしているのか、私はLINEというグローバルサービスのデザイナーでもあり利用者でもあるので興味を持ちました。
そこで私が日々チェックし、企業の価値観や視点を確認することができるデザインブログを紹介しようとします。
1.Airbnb
Airbnbは、旅行に対する概念を完全に別の視点で捉えたサービスです。単に宿泊予約システムではなくその空間と文化を提供し、ユーザーに受け入れてもらえるよう導きます。「Belong Anywhere」という理念を維持しながら、デザインに融合させる過程は印象深かったです。また、そのデザインを活性化させるためにコーポレートフォント「Cereal」を開発、オープンソースのアニメーション作成ツール「Lottie」開発したというエピソードもありました。その他、社会現象を含めた様々な話題についてAirbnbデザイナーの考えを扱った記事が紹介されています。
2.Spotify
Spotifyは、グローバルなWebサービスの中で最もポップかつ自由奔放なデザインを見せています。
ユーザーが音楽を聴覚だけではなく感覚的に感じられるような大胆なデザインを行ったり、重い印象を抱く政治や社会的問題においても積極的に表現し、その意見を元に多くの世代とデザインで疎通する活動をしています。その他にも、オーディオをベースとしたサービスの性格に合わせ、デザイナーがトラックリストをキュレーションして, とても面白く聞きました。
3.Google
Googleのデザインブログでは、全体的にデザインと技術に重点を置いた話がされています。また、長い月日が経っても受け入れられるデザインを描くためにのマテリアルデザインの話題や、システムフォントとして広く使われるフォントの開発ストーリーを確認することができます。個人的には、とある物事についてデザイン的な観点だけではなく、様々なデザイナーが意見を出す記事がとても面白かったです。
自分だけのデザインやアイディアを生み出すことも大事ですが、他の企業のブログを読むことで、それぞれの観点からの作業過程を参考にしながら、様々な視点と作業方式を知ることができます。自分の考えだけにとらわれず、オープンな考えを持って様々なアイディアや観点を吸収していくことはデザイナーとしてとても大事な姿勢だと思います。
LINEのデザイナー組織であるクリエイティブセンターでもデザインブログとして、サービスデザインの紹介、デザイン視点、雰囲気などをnoteに細かく紹介しているので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。