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デザイナーが力を発揮するには、言葉を理解することが大切である

こんにちは、UI8チームの齋藤です。
今日は「理解する事の大切さ」についてお話ししてみたいと思います。

理解する事の大切さって何言ってんだ?と思われるかも知れませんが、私がここで言いたいことは「なんとなく理解しているつもりだと力を発揮できませんよ」と言うことです。
例えばプロジェクトでは、「目的」をしっかりと理解していないとデザイナーとして力を発揮できません。
言葉もその意味をしっかりと理解していないと使い方を間違えてしまったり、その言葉が意図していない行動をとったりしてしまいます。
今回は「センス」と「イノベーション」という2つの言葉に対して理解していきたいと思います。

理解とは?

ではまず準備運動として「理解」について理解したいと思います。(理解を使いすぎですね)

“理解とは「物事のすじみちをさとること。わけを知ること。物事がわかること。」”

引用:google検索

検索すればサッと出てくるし、説明も分かりやすいですよね。理解に対して理解することは、かんたんな事でしたね。

センスとは?

次はデザイナーに大切な「センス」について理解したいと思います。

“センスとは「物事の微妙な感じをさとる心の動き。微妙な感覚。」”

引用:google検索

お・・・「理解出来たのか」それとも「理解出来ていないのか」曖昧な気持ちになりませんか?
センスの意味の理解を曖昧にしたら、センスを発揮したい時に上手く機能しません。
こういった場合、私はブログや書籍に記載された著者の持論や解釈を探します。
そこで見つけた素敵な持論・解釈を紹介したいと思います。

“センスがいいとは
ちょっとした違和感を察知して
その違和感を気持ちよく整えた状態”

引用:雑感ビビ | ビビッと来る役立ち系情報マガジン

“センスはジャッジの連続から生まれる”

引用:2019年 大和書房 田川欣哉『イノベーション・スキルセット~世界が求めるBTC型人材とその手引き』kindle版(1127ページ)

どうでしょうか?「センス」という言葉の意味が、ぼんやりとでは無く、クリアに見えて来ませんか?
私はこれらの解釈を知って「センス」という言葉への理解が深まりました。
例えば「なんかバランスが悪いな」から「ここの文字が少し大きいからバランスが悪いんだな」へ。
デザインした画面から発せられる「違和感」について、何が原因かしっかりと「ジャッジ」その原因を修正する。
言葉をちゃんと理解するって重要だと思いませんか?

イノベーションとは?

最後に、この業界でのキーワードとも言える言葉「イノベーション」について理解したいと思います。
イノベーション!
なんか言葉で発するだけでもカッコいいですよね。頭良さそうだし。そう思った方、あなたも曖昧な理解かもしれませんよ。

“イノベーションとは、物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)のこと。”

引用:wikipedia

なんか色々解釈がありますね・・・他にも

“全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出して社会的に大きな変化を起こすことを指す。”

引用:wikipedia

書いてある事が少し難しいですよね・・・イノベーションを起こすのは凄い大変な事なんだと怖気付きます。
イノベーションについては、ヨーゼフ・シュンペーターさんやドラッカーさんの定義をもとに調べると色々な解釈が出て来ますが
ここでは自分の体験も含めて持論を展開したいと思います。

実は私・・・LINEが誕生する前までは、イノベーションという言葉を理解したつもりでいました。
イノベーションを「何か新しい事をする」程度にしか理解していなかったと思います。

イノベーション体験

話は私が入社した当時、2009年までさかのぼります。
コミュニケーションを軸に検索サービスのローカライズ(カルチャライズと社内では言っていた)とスマートフォンの急速な普及に伴ったアプリ開発の2点が、UIデザインチームの主な業務でした。
私が配属されたチームも、アプリ開発のデザインを受け持つ事が多くなっていき、いつも「新しい何か」を探していた気がします。
そんな空気が2011年まで続き、あの大震災の後1つのオーダーが入りました。

「メッセージングアプリを開発する」

そのオーダーを聞いた私の第一印象は「え?なんで?何が新しいの・・・」でした。まったく新しさや斬新さが感じられなかったのです。
当時社内で私のように感じた方は、少なくないように思えました。※他の社員も巻き添えにします。

その1ヶ月半後の2011年6月23日にリリースしたLINEは、私の予想を遥かに超えユーザー数を伸ばし現在に至ります。
この体験を経て、自分は考え方を改めないといけないんだなと反省し、言葉の持つ意味をしっかりと理解する事を習慣にしてきました。

改めて、イノベーションとは?

話をイノベーションに戻します。
私がイノベーションという言葉を調べ、独自の解釈を発表させていただきますと

“イノベーションの種は、いつも自分の足元に転がっている”

どうでしょうか?皆さんの心に響きましたか?・・・
ちょっと心配なので補足させていただきます。

どこか遠くの未来の様なものを探すのではなく、今現在の自分の生活がどう変化しているのかを正しく理解することが重要ということです。
世の中の変化をしっかりと把握し、モノやサービスを変化に合わせて最適なカタチにする事がイノベーションに繋がる事だとしたら、刻々と変化する日常をしっかりと理解する事が重要である、つまりそれがイノベーションを起こす何かを探す時。
例えば最近ですと「なんか財布もつ必要なくなってきたな~」とかが変化した日常だと思います。

最後に

またこの記事は、昨今の状況から実施されている在宅勤務中に執筆させていただいております。
在宅勤務で見えてくる不便さや、対面で会う事の出来ない人と人とのコミュニケーションについても変化した日常として捉える事が出来るかも知れません。
この混乱が一刻も早く終息する事を切に願っております。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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