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LINEのモーションデザイナーってどんな仕事なの?

読者の皆様の中には、インハウスでのモーションデザイナーがどんな存在なのかイメージしきれないという方も多いかもしれません。そこで、この記事では、制作事例やnote記事を交えながら「LINEのモーションデザイナーがどんな職業なのか」をお話ししたいと思います。

なお、すぐに応募されたいという方は以下のリンクからお願いいたします。

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※最新の採用状況は採用サイト上でご確認ください。

まず、クリエイティブセンターがどういった組織なのかについては以下の記事をご参照ください。

1.LINEのモーションデザイナーとは?

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LINEにおけるモーションデザイナーは、Motion Graphic Designチームに所属します。このチームは、LINEのブランドコンセプト映像やイベント映像、そしてサービスに関連する広告映像など、LINEから発信する様々な映像制作を担当しており、主にモーショングラフィックを通じて、ユーザーのブランド・サービスの理解促進に貢献する部署となります。プロジェクトの企画から実制作までを、それぞれの強みを生かしながらチームで行うことが特徴です。

● なぜ、LINEにモーションデザイナーが必要なのか

「百聞は一見にしかず」という、ことわざがあります。これを体現するのがLINEのモーションデザイナーかもしれません。例えば、サービス内容をユーザーにわかりやすく伝える動画、イベントで使用するイメージムービー、告知動画など、LINEのブランドを印象付けるデザインを行います。インハウスのモーションデザイン専門組織は珍しいかもしれませんが、ブランドをつくり守るためにも重要な職種であり、これからのさらなるグローバル進出、サービスの拡張に向けてより一層重要度が高まっています。
事例として、「Tech-Verse 2022」のオープニングムービーをご覧ください。


2.組織のスタイルと大切にしていること

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● パソコンの前に座るだけでは、良いものはできない

より良いモーショングラフィックを制作するためには、そのことだけに取り組んでいるだけでは難しいと考えています。動画の世界だけでなく、グラフィックデザインやプロダクトデザイン、空間デザインなど様々なジャンルからインスピレーションを受けることが必要です。
Motion Graphic Designチームでは、普段からそのための学びを続けています。同じジャンルから資料を集めることはもちろんですが、実際にチームで展示会に足を運んで直接、優れたクリエイティブに触れる機会も設けています。

COMMUNICATION & RESPECT

LINEのモーションデザイナーは、専門性が高く多様なメンバーとともにチームで作業を行います。また、多くの他部署の方とも関わります。
なぜこのプロジェクトが必要なのかを考え、他部署とのやりとりから自分たちの役割を理解できるクリエイターを私たちは目指しているので、コミュニケーションが大切ですし、他者に対する敬意が必要です。
その能力を育成するために、担当パートをローテーションするようにしています。基本的には、得手不得手を判断して担当パートを決めていますが、1つの制作物が完成するとレビュー後に別のパートを担当してもらいます。様々なパートを担当することで業務理解が深まりますし、担当者の苦労も感じとれるので、尊敬に繋がると考えているからです。

このnoteで掲載したモーションデザイナーの記事を合わせてご覧ください。

3.求められる能力

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● LINE STYLE

クリエイティブセンターに限らず、LINEの社員全員が大切にしている「LINEらしいやり方・考え方」は「LINE STYLE」としてまとめられています。そこには11個の項目が挙げられており、「Users Rule」「Perfect Detail」などの信念に基づき、モーションデザイナーも日々の業務に当たっています。
なお、LINE STYLEは以下で公開されています。
LINE STYLE BOOK

● ブランドモーションの戦略立案能力

ブランドモーションという言葉に馴染みのない方がいるかもしれませんが、ブランディングを主目的としたモーショングラフィックを指します。LINEのモーションデザイナーは、LINEのブランディングのために様々なメディアで放送される映像や各種サービス内で展開される説明映像、LINEが開催するイベントに関連する映像なども制作しているのです。
しかし、必要な能力はモーショングラフィックの制作スキルだけではありません。「こんな映像を作ってください」と言われてその通りに作るのではなく、誰にどのような方法でブランドのメッセージを伝えるのかを自ら考えることが、LINEのモーションデザイナーには求められます。

● 「学び」を止めない姿勢

私たちのクリエイティブには、「LINEらしさ」と呼ぶトーン&マナーが存在しています。そう名乗らなくともユーザーがLINEのサービスであると感じてもらえるデザインや体験、それが「LINEらしさ」です。
しかし、「LINEらしさ」さえ保たれていれば良いのでしょうか。私たちは、そうではないと考えています。サービスごと、ブランドごとに適切なカスタマイズが必要であり、そのためのリサーチやベンチマーキングを怠りません。
常にユーザーにブランドメッセージを伝えるための適切な方法を、模索するための「学び」を止めてはいけないのです。
「advanced」な考え方を持ったモーションデザイナーをクリエイティブセンターは求めています。

4.LINEで働く魅力とは

社会的に影響力の高いLINEサービスに携われる

数多くのユーザを抱えるLINEとそのファミリーサービスのブランディングに携わることができるのは、限られたデザイナーにしかできない経験ではないでしょうか。

企画の提案からスタートし、デザイン、映像制作までを行うことができる

インハウスでモーションデザインを行う企業は、多くありません。LINEでは、ブランドモーションの制作をMotion Graphic Designチームが一手に担います。事業部からの依頼をもとに企画を提案し、デザインをし、映像制作するまでをすべて行うのです。事業部の意図とLINEとしてのブランディングを両立できるよう、一気通貫で制作することが可能です。

●  戦略を考え、「理由」を理解しながら制作できる

LINEのモーションデザイナーは、ただ依頼されたものを作るだけの存在ではありません。1からブランド戦略を関連部署のメンバーとともに考え、意見を反映することができるので、なぜこのモーショングラフィックを制作するのかを理解した上でデザインすることができます。

● 多様性のあるデザイナーたちとのシナジーを体感できる

クリエイティブセンターはモーションデザイナー以外にもUIデザイナーやBXデザイナー、映像ディレクター、空間デザイナーといった専門家たちが在籍しており、
ブランドイメージを作り出すためにこれらの様々なデザインチームと協業することによって、より効率的かつ高いシナジー効果を上げることができます。

5.事例紹介

Tech-Verse 2022 OP

LINE Seed JP Promotion Movie

▼LINE BIZ DAY 2022のオープニングムービー

▼LINE NEWS AWARDS 2020のオープニングムービー

▼LINE NEWS AWARDS 2021のオープニングムービー

▼CREATIVE CENTER ON

▼LINEスタンププレミアム


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