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社内コンペの受賞者に企画作りとプレゼンのコツを聞いてみました!

こんにちは、クリエイティブコミュニケーションチームです。クリエイティブセンターでは今年もCREATIVE IDEA PROJECTというアイデアコンペをオンラインで実施いたしました。そのアイデアコンペの受賞者にインタビューをしたのでご紹介したいと思います。

CREATIVE IDEA PROJECTは事業化も視野に入れた本気のアイデアが多いため資料をお見せすることはできませんが、アイデアの出し方、プレゼンテーションで工夫したことなどを聞いてみました。

CREATIVE IDEA PROJECTとは

通常業務とは別で業務時間中に時間を作り、普段とは違った趣向を擬らして、LINEで実行することができる新しいサービス、プロセス、組織文化をはじめ、クリエイティブな個人のアイデアを自由にアイディエーションする社内アイデアコンペです。優秀なアイデア、実現可能性が高いアイデアは事業化に向け進行する可能性もあります。クリエイティブセンターのメンバーなら誰でも参加ができます。

去年と同様に1次審査は資料のみで行い、2次審査ではZoomを使用し作品のプレゼンテーションを行いました。審査はクリエイティブセンターのメンバー全員が投票して決めます。

昨年のアイデアコンペの様子

毎年開催しており、イベント名をリニューアルして開催を続けています。

受賞者の皆さんよろしくお願いします。まず自己紹介をお願いします。

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3位を受賞したジョン・ヒョンテクさん

O2O DesignチームでUIデザインを担当しているジョン・ヒョンテクです。LINEマンガやLINEポケオのサービスを担当しました。最近は新規サービスのUIデザインを担当しています。

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2位を受賞した高村亜希子さん(上)とキム・ソンヘさん(下)

Motion Graphic Designチームのキム・ソンヘと、高村亜希子です。主にモーショングラフィックを通じて、LINEのブランドコンセプト映像やLINE関連サービスの広告映像をプロジェクトの企画から実制作までを一貫して担当しています。

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1位を受賞したキム・ヒョンスンさん

Advanced Designチームのキム・ヒョンスンです。LINEの新規事業のために新しく展開されるサービスの先行デザインを担当しています。今年21年卒の新入社員として入社しました。

はじめに入賞された感想をお聞かせください。

ジョン・ヒョンテクさん:自分が関心のある分野で挑戦し、デザインを作り上げるのが目標だったので、受賞するとは考えてもいなかったです。とてもびっくりしました!

高村亜希子さん:私たちが企画したサービスの内容をクリエイティブセンターのメンバーが聞いてどう感じるかが少し不安でしたが、発表後に個人的にメンバーに感想を頂くという新しい体験をできたので、入賞できて本当にうれしかったです!

キム・ヒョンスンさん:1位になるとは思ってもいなかったです。他の発表者のアイデアもとても良かったですし、プレゼンテーションの実力やデザインもとても良かったので、自分が1位になるとは信じられなかったです。今年入社した新入社員であるため、今後も頑張ってほしいという意味の賞かなと思いました(笑)さらに頑張っていこうと思いました。また、このアイデアが本当に実現されたら嬉しいなという期待感があります。もちろん、実現されるためにはさまざまな過程があると思いますが、可能性が認められたということだけでも嬉しいです。

今回のコンペに参加しようと思ったきっかけをお聞かせください。

ジョン・ヒョンテクさん:LINEアプリとシナジーを出せるようなアイデアコンペに興味があったので参加しました。また自由にデザインできることと、多様な経験ができる機会だと思い参加しました。

キム・ソンヘさん:LINEのミッションでありアイデアコンペの目的でもあるCLOSING THE DISTANCEのように、人と人との距離を縮めることができる事は何だろうと考えたときに、日本での普及率が高く、日常生活でよく使うLINEだからこそできる事があるのではないか?と思い参加いたしました。

キム・ヒョンスンさん:自分で考えた新しい提案・アイデアをデザインで表現すること自体が楽しそうだなと思い参加しました。また、もし自分のアイデアが実現され、人々に便利で良いアイデアだと思ってもらえることができたら、この上ない喜びだなと思いました。LINEアプリという大きなプラットフォームで展開されるのであれば、ユーザーを超えて社会の全般的な認識を変える影響力になるかも知れないと思い、とてもドキドキしました。

1次審査ではどのような工夫をしたのか、どういった点が難しかったか。教えてください。

ジョン・ヒョンテクさん:デザインも重要ですが、相手が納得できる統計資料やデータを重視して作成しました。私は韓国出身ですが日本との言語や文化の違い社会的な課題の認識や捉え方も異なるので、資料を集めるのが大変だったのを覚えています。しかし日本の社会問題をさらに知ることができ、とても勉強になりました。また、多くの資料とデータを見やすく整理するのも難しかったです。

高村亜希子さん:リサーチをしっかりとして、説得力のある資料を目指しました。また企画や資料をまとめつつ、チーム内でも協力していただき、読みやすい資料になるように作成しました。

キム・ヒョンスンさん:参加を決めた後、どんなアイデアが良いかとても悩んでいました。いくつかアイデアがあったのですが、その中で1つに絞るのがとても大変でした。そのため個人参加だけではなく2人でのグループ参加も含め2つのアイデアを提案しました。結果的に1つのアイデアに集中ができず、2つの資料を同時に準備するのが大変だったのを覚えています。今思うととても欲張りだったなと思います(笑)

また、資料作成においてもクリエイティブセンターのメンバーに見てもらうため、デザインにとても悩みました。私より経験がある方ばかりなので、少し不安に思っていました。

プレゼンテーションのためにどのように準備しましたか?

ジョン・ヒョンテクさん:制作したプレゼンテーション資料と台本を用意し、リハーサルを何度もしながら内容の伝達がうまくいっているのか模索しました。台本の順番を何度も変えて、プレゼンテーションを聴く側が納得する流れはどれか何度も練習しました。

キム・ソンヘさん:プレゼンテーションの内容を淡々と読むだけなく、皆さんにちゃんと伝わるように発表時に明るく話すのを意識しました!

キム・ヒョンスンさん:プレゼンテーションを聴くメンバーに向けて、重くなりすぎないように、気軽に聴いてもらえるようにしようと工夫しました。もし私が聴く立場だったら、色々なアイデアを聴くと集中力が落ちてしまうのではないかと思いました。そこで、可能な限り資料に文字が入りすぎないようにして、プレゼンテーションに集中しやすいように最初から最後まで負担なく聴けるように考えて作りました。

このIDEA PROJECTで得た学び・気付きはありましたか?

ジョン・ヒョンテクさん:資料を集めながら感じたことがたくさんありました。特に日本と韓国のデジタル化の差があると思いました。韓国をはじめとした海外では、デジタル化とインフラがとても整備され、関連サービスも多く販売しています。しかし日本ではデジタル化、インフラの関心度が弱く、海外ほど整備されていないと感じました。デジタル化とインフラにとても興味のある韓国人の私はそれを理解するのが大変でした。そのため

日常業務においても、自分の考えやアイデアが日本のかたに共感してもらえるか、使用したいと思ってもらえるか、改めて認識するきっかけになったと思います。

高村亜希子さん:心の隅っこに、自分が考えたアイデアがいつかシェアできたらなと思っていました。提案したアイデアはすぐに実現できるわけではないですが、CREATIVE IDEA PROJECTはその一歩として実現できるきっかけを与えてくれるイベントなのかなと思いました。

キム・ヒョンスンさん:今回参加して一番驚いたのは、皆さんのアイデアが全てレベルが高くとても価値のあるアイデアばかりだったことです。順位とか関係なしに、全ての参加者のアイデアが実現されたら良いなと思いました。

メンバーのアイデアが新規サービスのモチーフになり、影響力を与えるのではないかと思いました。アイデアコンペだけではなく、今後もそのような良い影響力を与えるアイデアを出し続けていきたいと思いました。

インタビューありがとうございました!

以上、4名の方のインタビューはいかがでしたでしょうか?それぞれのIDEA PROJECTに対する熱い想いを知ることができたと思います。自分が考えたアイデアを表現するのに、様々な苦労や困難もあったとのことですが、それらを乗り越えられたからこそ、そのアイデアがクリエイティブセンターで高く評価され受賞につながったのではないでしょうか。また、IDEA PROJECTを通して多くの気づきや学びを得たことは、通常業務につながる大きな収穫となったのではないかと思います。

この記事を読んでいる皆さんが何か企画する時やプレゼンテーションをする際に、今回のインタビューが少しでも参考になれば幸いです!これからも社内イベントの様子をnoteで紹介する予定ですので、クリエイティブセンターのnoteを引き続きよろしくお願いいたします。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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