年末年始に見てほしい!デザイン系ドキュメンタリー「The Art of Design」
こんにちは、O2O Designチームの山本です。私たちデザイナーは2月くらいから在宅勤務が始まり、今も続いています。新型コロナウイルスの影響で、家にいる時間は増え、NetflixやHulu、Amazon Primeなど動画サービスをみることも多くなったと思います。
在宅の時間が長引く中、見たい映画やドラマは見てしまったので、他に見たいものがないかドキュメンタリー系の作品を調べたらNetflixの「The Art of Design」に出会いました。
「The Art of Design」には、各分野の第一線で活躍する世界的なデザイナーや建築家、アーティストが多数登場しています。Air JordanやAir Max、ACGのデザインしたティンカー・ハットフィールド、Instagramのデザイナーのイアン・スパルター、オバマ氏の大統領選で使われた「CHANGE」の書体をデザインしたジョナサン・ヘフラー、IKEAの家具をデザインしているイルス・クロフォードなど面白いデザイナーがたくさん登場します。
その「The Art of Design」のSeason1の8作品が今YouTubeで字幕付きで無料公開されています!新型コロナウイルスの影響で学校が休校になり、 教育現場からの要望に応えて、今回の特別配信を実施しているそうです!
各分野の第一線で活躍するデザイナーはどういう生い立ちなのか?どういう姿勢でデザインに臨んでいるのか?仕事のプロセスは? どういうことからインスピレーションを受けているのか?など、デザイナーにとって知りたいことがたくさん語られているので、おすすめです。
Season1
クリストフ・ニーマン:イラストレーション
ティンカー・ハットフィールド:フットウェアデザイン
エズ・デブリン:舞台デザイナー
ビャルケ・インゲルス:建築家
ラルフ・ジル:自動車デザイナー
ポーラ・シェア:グラフィックデザイナー
プラトン:フォトグラファー
イルス・クロフォード:インテリアデザイン
Season2
こちらはSeason2の予告編です。Season2ではこちらの6名が収録されています。(Season2の6作品はYouTubeで無料公開されていないのでNetflixに入会する必要があります)
・オラファー・エリアソン:アートのデザイン
・ネリ・オックスマン:バイオ建築家
・ルース・カーター:衣装デザイナー
・キャス・ホルマン:遊べるデザイン
・イアン・スパルター:デジタルプロダクトデザイナー
・ジョナサン・ヘフラー:書体デザイナー
最後に
ドキュメンタリーの中で特に印象的だったデザイナーはSeason1のティンカー・ハットフィールドとイルス・クロフォード、Season2のイアン・スパルターでした。
ティンカー・ハットフィールドはアスリートの立場を深く理解するために直接悩みを聞いて、形として解決していきます。さらにそれらを向上することで、選手との信頼関係を築き、ユーザーに認めらるプロダクトを作り上げていきます。完成してもさらに改善を繰り返し、進化していく熱意に感動しました。
イルス・クロフォードはプロジェクトを始める前に、チームのメンバーと「問いかけ」と「共感」というプロセスを何度も繰り返します。ユーザーが何を求めているのか、デザイナーは何と向き合うべきなのかチーム全体で理解した後、家具を作り上げる姿をみて、私もチームのメンバーとそのようにプロジェクトに挑んでいきたいと思いました。
また、イアン・スパルターはプロダクトの拡大によって機能が増え続ける問題を分解して再構成したり、リデザインしたりなど試行錯誤しながら練り上げていく様子が描かれています。「最終的にユーザーが気に入るように」というセリフが心に残りました。
デザインのプロダクトは違えど、各デザイナーが抱える課題が似ていたため、考え方やプロセスを知ることで、自分たちのプロジェクトに改善出来るヒントがたくさんありました。ユーザーの声に耳を傾け、観察し、それを理解して、作り上げる。ユーザーのことを深く考えてから作ることが重要な事なんだと感じました。
皆さんも年末年始にデザイン系ドキュメンタリーをご覧になってみてはいかがでしょうか?