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デザインカルチャーを育む、ワークショップの話

こんにちは、デザイン統括本部CX(Culture eXperience)部のTatsu.です。デザイナーの働く環境を整えたり、デザイン品質向上を支援するお仕事をしています。

その仕事の一つとして、プロジェクトやイベントのデザインプロセスにおいて、ワークショップやセッションの設計・ファシリテートを行います。

ワークショップを通じて成果を出すことはもちろん、良いデザインカルチャーを育むことは、私たちが重視している点です。

本記事では、ワークショップがどのようにしてデザインカルチャーと結びついているのか、関係性を掘り下げつつその魅力を紹介します。

そもそも「良いデザインカルチャー」とは何か?

「良いデザインカルチャー」とは、企業が本質的な価値をユーザーに届けることを目指す姿勢や思想だと思います。これによって企業は革新的でユーザーに愛される製品やサービスを生み出すことができるのです。

ワークショップを通じて、社員同士のコミュニケーションを深め、新しいアイデアを引き出し、本質的な価値を追求することで、企業全体にデザインカルチャーが浸透していきます。

ワークショップのカルチャーへの影響

多様な視点を共有する場

ワークショップは、デザイナーの思考法を共有し、非デザイナーも巻き込んでイノベーションを生み出す場としての役割を担うことがあります。エンジニアやマーケティング担当など様々なメンバーと、多様な視点のコラボレーションを大切にします。この体験が、チーム全体のデザインカルチャーを形成する基盤となります。

成果とプロセスのバランス

ワークショップの成果は目に見えるアウトプットだけではありません。それは、参加者がプロセスを通じて学ぶこと、そしてその学びが組織全体のデザインカルチャーを育てることにあります。ワークショップを通して、参加者が自分たちで問題に取り組むための環境を作っていきます。

クリエイティブな実験場

ワークショップは、失敗を恐れずにアイデアを試すための「クリエイティブな実験場」となります。批判されることなく安心できる空間の中で、参加者は新しいことに挑戦し、大事な気付きを得ることができます。社内の良いカルチャーの醸成には、こうした実験と学びが非常に重要です。

チームが生み出すエネルギー

チームが一体となって生み出すエネルギーは、プロジェクトの推進力を劇的に上げます。そしてこのエネルギーの持続がカルチャーの発展を促します。私たちデザインファシリテーターは、このエネルギーを維持し、組織に浸透させる役割を担っているのです。

まとめ

さまざまな職種のメンバーがワークショップを通して、質の良いコミュニケーションをとることで、デザインの価値を会社全体と共有することができます。

普段一緒に働くチームメンバーから、初めましての他部署メンバーまで、コミュニケーションの場を設計していくのです。そうすることでプロジェクトに推進力が生まれ、プロダクト、そこに関わるメンバー、会社、そして社会へとデザインの価値が還元されていくのだと考えています。

私たちにとってワークショップは、チームに創造力と活力を与え、デザインカルチャーを育んでいくための強力なツールです。そしてそのプロセスを通じて、「誰もがクリエイティビティを解放し、楽しく働ける場」を実現したいと思っています。

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