【後編】LINEインターンのウェルカムグッズができるまで
こんにちは、クリエイティブ戦略チームのmomoです。
前編に引き続き、今年のインターンのウェルカムグッズのお話をします。
未読の方は前編から読んでいただくと流れがより理解できるかと思いますので、ぜひご覧ください。
この記事では製作過程の④〜⑦までを解説します。
⓪市場調査
①コンセプト設計・アイディア出し
②キービジュアル制作
③グッズ選定
④デザイン制作
⑤協力会社選定・発注
⑥デザイン修正・入稿
⑦梱包・発送
④デザイン制作
前編の①〜③ではどんなグッズを作るのか?までをお話ししました。
キービジュアル選定の時点で、ある程度のデザインイメージはできていましたが、さらにブラッシュアップしてデザインを作ります。
前編からかなりもったいぶってしまったので、ここで実際にできあがったグッズをご覧ください!
のれんのキービジュアルが各アイテムに展開されています。
※一部のコースのみを対象にしたアイテムも含まれています。
Tote Bag
白のキャンバス地で普段使いしやすいデザインです。
製作チームのこだわりとして、インターンが終わったあとも使ってもらいたいという思いがありました。そのため「LINE」というロゴはどこにも入っていません。
街中でこのトートバッグを提げていても、わずか100人程度のインターン参加者(もしくはこの記事を読んでくれている方)しか気付けない、むしろ気付いたら奇跡的な確率なので感動しちゃいませんか?
Greeting Card
CEO 出澤からのメッセージが書いてあります。
インターンに参加する学生にとって直接やり取りするのは人事や受け入れ部署の人間なので、CEOという存在はかなり遠くに感じてしまうんじゃないかと思います。でも実際はそうじゃない。
CEO 出澤をはじめとした会社のみんなが参加者を歓迎しています。
こうした心理的な距離を少しでも無くしたくて、今回は出澤にコメントをお願いしました。まさにLINEが掲げている「CLOSING THE DISTANCE」です。
裏面はトートバッグと同じくキービジュアル+「Hello Challenger!」のシンプルなデザイン。インターンが終わった後も部屋に飾ったりノートやファイルに挟めるようポストカードサイズで制作しました。
Cup(湯呑み)&Green Tea Pouch
こちらはグッズ選定の段階で私たちクリエイティブ戦略チームがもっとも強く推した2アイテムです。
インターンの体験設計を考える上で、講義やワークの時間だけでなく休憩時間やティータイム、懇親会、そしてひとり黙々と作業をする時間だって、楽しくリラックスして過ごしてもらいたいという私たちの思いが詰まっています。
唯一のれんのデザインがない?ように見えるGreen Tea Pouchですが、よく見ると・・・
なんと中のティーバッグひとつひとつにのれんタグがついているんです!我ながら、芸が細かい!笑
前編でキービジュアルに合ったグッズ選定とデザインのお話をしましたが、のれんをモチーフにしたキービジュアルと湯呑み&緑茶というグッズの組み合わせは相性バッチリです。デザインがアイテムを、そしてアイテムがデザインを際立たせることができるのがオフライン製作物の魅力なんじゃないかと思います。
⑤協力会社選定・発注(④と並行)
ウェルカムグッズの製作は、企画からデザインまではすべてクリエイティブセンターが担当し、印刷・梱包・発送を協力会社にお願いしました。
私たちには絶対に守らなければいけない・無視できない「予算」というものがあるので、その予算内で納得のいくクオリティが出せるかという点を重視して、数社の中から今回お願いする協力会社を決めました。
見積もりの段階から、こだわりの詰まった要望を受け止めて素敵な提案をしてくださった協力会社の皆さまには本当に感謝しております。今後ともよろしくお願いいたします!
⑥デザイン修正・入稿
デザインが決まり協力会社も決まったところで、細かな微調整を経て実際に入稿するデザインデータを制作していきます。
こちらはCup(湯呑み)のデザインデータ。色やサイズはもちろん、素材や印刷方法も細かく指定します。
特にCup(湯呑み)は素材がツルツルで形状が曲線なので、校正を複数回行なって発色や印刷時のズレがないかを慎重に確認しました。他のグッズも同様に校正でサンプルを確認しながら、インクの色や紙の厚みまで細かく調整を重ねました。
⑦梱包・発送
今年はLINEのロゴが印刷されたシンプルな箱に梱包しましたが、来年は箱のデザインにもこだわりたいと密かに思っています...!
また発送業務にあたっては、通常の業務委託契約に加えて個人情報の取り扱いに関する契約を締結したうえで、インターン参加者にウェルカムグッズの配送可否と配送先を回答してもらう特設フォームをつくりました。
(ここでは新卒採用チームと社内セキュリティチームに大変お世話になりました。ありがとうございました!)
そして、たくさんの方々の協力のもと、8/16(月)にウェルカムグッズをインターン参加者のもとに無事お届けできました!
デザイン意図
今回のインターングッズ制作を担当した3人のBXデザイナーにデザイン意図と参加者へのメッセージを語ってもらいました。
Yeojin
オンラインのインターンで"どんなデザインなら参加者にWelcomeを感じてもらえるかな?"と自分に問い続けてアイディエーションをした結果、歓迎の雰囲気と新たにスタートする気分が表現できる「のれん」というモチーフを起用しました。
アイテムは、一緒に参加する仲間たちとの心の距離が縮まるようにTea setを選定しました。 インターンシップ中に仲間や社員とのティータイムを楽しんでいただければ嬉しいです。
Eounju
今回のウェルカムグッズは、オンラインでのインターン体験をどのようにデザインすればよいか一緒に悩みながらデザインを進めました。
オンライン会議で使える背景から実際に手に取れるグッズまで同じデザインに統一することで、別々の場所から参加していても自然と一体感を感じてもらえるのではないかと思います。
LINEではたらく初めての経験に、気持ちのいいプレゼントになれば嬉しいです。
Kitagawa
のれんのビジュアルに合わせてグローバルな視点で見た「日本らしさ」を感じられるように各アイテム・素材を選びました。
オンラインで開催されるインターンでもLINEの温かい歓迎の気持ちを感じてもらえるよう頑張って作ったので、喜んでもらえると嬉しいです。
【おまけ】ウェルカムグッズの反響
クリエイティブ戦略チームの発案で企画がスタートしたこのウェルカムグッズ製作プロジェクト、うれしい反響がありました。
デザイン段階:デザイン職コースのみの予定から全コースへ展開!
元々はクリエイティブセンターに属するデザイン職コースのみでの配布を予定していたのですが、他職種の採用担当者から「うちにも作ってほしい」と反応をもらい、すべてのコースで製作することが決まりました。
製作個数は一気に16倍!製作チームのテンションが少し上がりました笑
完成後:インターン参加者の感想
ウェルカムグッズが手元に届いた方の感想を少しご紹介します。
「グッズもらった!湯呑みのデザインめっちゃいい」
「LINEのインターンが始まりました!頑張ります!素敵なグッズありがとうございます😊」
「僕の家にも可愛いグッズが届いた」
感想を投稿してくださった参加者の皆さん、ありがとうございます!
さいごに
喜んでくれている様子を見ることができ、長く続いたこのプロジェクトをやってよかったとようやく自信がつきました。
そして、私たち製作チームにとってはひと段落の区切りでも、参加者にとってはここが始まりです。
今度は私たちが彼ら・彼女らに自信を持って「いい経験ができた」と感じてもらえるよう、サポートしていきたいと思います。
前後編に分けて細かくお伝えしてきましたが、この記事を通して誰かの参考になったり、刺激を与えられていれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。