【開催レポート】締切直前なのでインターン選考課題のチェックポイントをお話ししました
こんにちは、クリエイティブ戦略チームです。
この記事は、主にLINEのインターンにエントリーしたかた向けの記事になります。
5月12日(水)にLINE デザイン職 インターン2021 オンライン説明会を開催いたしました。そこでこの記事は、数あるコンテンツの中からもっとも注目度が高かったであろう「担当マネージャーによる各コースの選考課題評価ポイントについて」を振り返ろうと思います。
また、当日の質疑応答で答えきれなかった質問についてもご回答させていただきますのでぜひ最後までご覧ください。
各コースの選考課題評価ポイントについて
LINE デザイン職 インターン2021では課題提出をお願いしていますが、このイベントでは選考を担当するデザインマネジャーの自らが期待している点や重視するポイントなどを語りました。イベントに参加された方のアンケートでも、課題に取り組むヒントとなった、モチベーションが上がったというご意見を多数いただきました。
そこで、選考課題の評価ポイントについて改めて公開させていただきます。
まずは、UI Designコースから。
UI Designコースの選考課題では、まずWebサービスの課題を抽出しその問題をデザイン的な手法で解決したアウトプットを提出することが求められます。そのため、抽出された課題が独りよがりではなく共感を得られるものであるかが重要です。
また、目に見える形で問題点が解決されているかも大切になります。選考官が、「確かにこの部分は課題だね。そして提出物ではその課題がクリアになっているね」と思えるものを提出していただかなければなりません。
その点でいうと、より重要視されるのはビジュアルのレベルではなく着眼点です。インターンの選考課題ということもありますが、良い着眼点と解決策が示されていれば、あとは伸び代を確認したいというのがこの選考課題の目的になります。
経験が浅いかた向けに現場のデザイナーが経るプロセスについてもお話いたしました。まずは、課題の抽出です。例えばあのWebサービスのここが使いにくいよね、などです。そこからどのように解決するかを考え、既存のサービスなどをリサーチし実現可能な方法を探り、それを自分なりのUIデザインに落とし込んでいくという流れになります。
続いてMotion Graphicコースです。
こちらのコースではポートフォリオに加えて2つの選考課題が出されているために進捗が芳しくない方も多いのではないでしょうか。
ポートフォリオでは、基礎的なグラフィックスキルやセンスを確認します。モーショングラフィックの事例があればベターですが、なくても選考には問題ありません。モーショングラフィックの経験がない方もぜひご提出ください。
好きなモーショングラフィック作品についての簡単なレポートもお願いしています。これはモーショングラフィックにどれくらい興味をお持ちなのか、そしてLINEの価値観と合っているのかを確認するための課題です。
ちなみに、社内ではしばしば海外の作品を参考にしています。
制作課題は2Dか3Dのどちらかを選択してご提出いただきます。
2Dの課題について担当マネージャーから語られたのは、「まずはトライしてみてほしい」ということでした。モーショングラフィックの経験が浅い、もしくは皆無であるという方にも是非ともチャレンジして欲しいということです。初心者であれば、参考事例の真似をするでも構わないという話もありました。仕上がりのクオリティよりセンスを確認したいということと、制作意図や制作過程で学んだことをこちらに伝えていただければ結構です。
3Dの課題評価ポイントはズバリ、「制作意図をわかりやすく説明しているか」です。この課題では自由な表現を求めているだけに制作意図をテキストで説明することも求めています。何を作ろうとしてこのアウトプットになったか、を重要視してチェックいたします。
この課題ではCINEMA 4Dの利用をお願いしています。お持ちでない方は、購入が必要となりますが、学生の方は2.99ドルで購入可能です。詳細は以下のリンクをご参照ください。
当日の質問への回答
■ 全体
求める人物像について
UI:普段から、厳しいユーザーの視点を持ってデザインを追求できる方。
モーション:「これをやりたいんだ」という情熱をベースにして、学ぼうとする姿勢のある方。
参加資格は?併願可能?
学部や学歴は不問です。また、インターンサイト記載の応募資格を満たす方であればどなたでもご参加いただけます。
デザイン職内部での併願、職種を越えた併願についても可能です。
倍率は?
具体的な数字はお伝えできませんが、合格率は高くありません。募集人数は若干名ですが、その分一人一人にメンターがついてサポートさせていただくため、濃密な体験をお約束いたします。
参加できなければ意味がないかというと、なるべくそうはならないように選考課題を設計しています。デザイナーは普段からあらゆるものをデザイン的視点で見ることが大事ですが、この選考課題を通してそういった視点を養ってもらったり、課題を見つける、作品に触れるというキッカケにしていただきたいです。
選考課題の成果物はご自身のポートフォリオに掲載していただけますし、選考課題に取り組むことが皆さんのデザイナーとしてのキャリアにとって必ずプラスになると信じていますので、ぜひチャレンジしてほしいと思います。
やはりデザインを学んでいないと参加は厳しいですか?
選考課題のアウトプットのみで評価しますので学歴は関係ありませんが、ある程度の経験は必要だと思います。
冬季などにイベントやインターンの開催予定はございますか。また、新卒入社される方の多くはやはりインターン出身なのでしょうか?
未定ですがご要望があれば検討したいと思っています。まだ新卒採用の歴史が浅いこともあり、まだまだインターン出身者は多くありませんが、ご参加いただくことで学生の皆様に様々なメリットがあるのではないかと思います。
■ UI Design
Webサービスとは具体的にどのようなものが含まれますか?例えばLINEはWebサービスでしょうか?
インターネット上で提供されるサービスが対象になるので、広い意味ではLINEも含まれます。
ツールの使い方はどのように学びましたか?課題の取り組み方がわからないです。
ツールに関しては、とりあえず触る・やってみるですね。わからない事などあればネット検索でほぼ出てくると思いますので、チャレンジしてもらえればと思います。
UIデザインコースの選考課題の対象アプリに関してなのですが、自身は頻繁に利用していて課題を感じるものの、ユーザー数はあまり多くないというアプリでも、客観的に理解できれば問題ないですか?
今回のインターン選考課題は、「サービスのリデザイン」です。「リデザイン=今より良く」を基本に「改善したら良い」「より良い部分を強調したら良いのでは?」など、大小こだわらず「今より良く」なるために必要な「課題の発見」とその「課題解決のためのデザイン」を送っていただければと思います。
コーディング技術は必要でしょうか?
LINEでは完全分業なので、コーディングをやる機会はありません。しかし、理解できているとコミュニケーションはスムーズになると思います。
Adobe XDは使用しませんか?
使用している方はいますが、メインはFigmaです。
■ Motion Graphic
ブランド映像制作で意識している点は?
そのモーショングラフィックを見れば、パっとブランドを感じることができることが大切なので、ブランドのガイドライン(色やフォントなど)を守りながら制作することです。
作業にはどのレベルの性能のPCが必要でしょうか。機材などの貸し出しなどはございますか?
インターンで必要なPCやソフトウェアは、会社からの貸与となります。
2Dモーションの作業プロセスについて質問ですが、一人は最初の企画から最後のアニメーション作業まで参加する形になりますか?
通常1人でやることはなく、チームワークでの作業になります。このインターンにおいてはメンターとともに企画やラフカット制作までを作業する予定です。
映像制作でまだ経験が浅いところがあるのですが大丈夫でしょうか?課題の映像で音を入れてもいいんでしょうか?
むしろ、入れていただけると嬉しいです。
現在、デザイン職 UI DesignコースおよびMotion Graphicコースにおいて2021年のインターンシップ参加者を募集しています。各コースの紹介は以下のリンクからご確認ください。エントリーの締め切りは両コースとも 5月21日(金)AM10:00 、また選考課題提出の締め切りは6月4日 (金) AM10:00となっております。よろしくお願いします。
2021年5月21日 AM10:00 追記
募集は終了しています
UI Designコース
Motion Graphicコース