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「フォントのPRを空間で?」 LINE Seed JPを活用したオフィスの空間デザイン

こんにちは。スペースデザインチームです。
2022年10月24日に、LINE CREATIVE CENTERはLINEのコーポレートフォント「LINE Seed」の日本語書体をリリースいたしました。
今回プロモーションの一環として、社員や本社オフィスを訪れるゲストに、LINE Seed JPを体験していただけるような空間デザインやプロダクトを制作しましたので、ご紹介します。

LINE Seed JP フォントについてはこちらをご参照ください。

LINE Seed JPのリリースに合わせてスペースデザインチームが案を考え始める時に、BXデザイン室からオフィス内に常設で置けるものにしたいとの要望がありました。そのため、空間でフォントの魅力を最大限伝えつつ、製作した物がその空間を使う人の邪魔にならないように、表現できるかを考える必要がありました。試行錯誤した結果、社員・ゲスト両方の目につくレセプションにテーブルとスタンプ台、そしてFIELD30にマグネットとサインを設置することにしました。FIELD30とはアクティビティに合わせて家具を動かしたり、壁・柱・テーブルにアイデアを自由に書いたりして様々なインプット・アウトプットが行える社員専用スペースです。

オフィスについてはこちらをご覧ください。


「訪れる人にインパクトを与えるLINE Seed JP Table」

まずは、「LINE Seed JP Table」を紹介します。ゲストが訪れるレセプションには使い勝手を考慮してテーブルを製作しました。

「LINE Seed JP」は9,000字を超える日本語書体をデザインしたフォントであるため、開発したフォントをなるべく多く見せられるデザインを目指しました。また、こだわりのあるゆったりとした曲線の美しさを強調できる素材を選定しています。

文字脚には、日本語の繊細さを表現できるウェイトであるThinと文字として見やすいBoldの太さを使い、単調にならないようにメリハリを出しつつ、見え方を試行錯誤し、奥行き感が出るレイアウトにしています。空間との関係性も考え、天板下に照明を設置し、大量の文字の影が床に綺麗に伸びるようにしています。
見る場所や距離によって表情が異なって見え、全体でのインパクトを持ちつつ、フォントの繊細さを表現したデザインに仕上げています。この影を美しく出すことには、とても苦労しました。
日本語を使った常設のオブジェは参考案件があまりなかったのですが、結果としてフォントの美しさをインパクトと共に伝えることができたと思います。

「楽しんでもらうことを目的としたSeed Stamp」

次に「Seed Stamp」の紹介をします。こちらも「Seed Table」と同じくレセプションに設置しているのですが、せっかく来てもらったゲストに何かフォントをつかった体験を提供できないかとの思いからスタンプを製作しました。

初めての人でも直感的にスタンプを使用できるように日本人になじみのある50音順に並べ、またその下のエリアに大きめなLINE FRIENDSキャラクターのスタンプを配置しています。スタンプを押す紙もLINE FRIENDSキャラクターのシルエットとなっており、LINEのスタンプということが際立ちゲストにも喜んでもらうことを狙っています。
訪れた際には是非スタンプを押して、横のブラウンと一緒に写真を撮ってもらえると嬉しいです。

 「コミュニケーションツールとなるようなSign・Magnet」

FIELD30の壁面のホワイトボードにはLINE Seed JPを使った文字を漫画のコマ割り風に表現した装飾サインを設置しました。

また、ホワイトボードにはLINE Seed JPを使った文字のマグネットを設置しており、プロジェクトのブレストや社員同士のコミュニケーションの促進する役割を持ったデザインとしています。

「LINE Seed JP」のリリースに合わせて製作した空間プロダクトを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。各担当の方々の助けもあり良いものをつくれたかなと思っています。まだまだ紹介しきれない細かいこだわりもたくさんありますので、是非オフィスにお越しの際は、実物を確認&体験していただければと思います。

最後までお読みいただいてありがとうございました!

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