日本語版コーポレートフォント『LINE Seed JP』をリリースしました。
このたび、LINE CREATIVE CENTERはLINEのコーポレートフォント『LINE Seed』の日本語書体をフォントワークス株式会社・Fontrixと共同開発し、2022年10月24日にリリースいたしました。
ブランディングの一環として2020年にグローバルでリリースした欧文コーポレートフォント『LINE Seed Sans』をベースに日本語、韓国語、タイ語が追加されました。
『LINE Seed JP』は今後LINEの事業活動やイベントなど、さまざまなシーンで使用される予定です。
『LINE Seed JP』はLINE Seed Webサイトより、どなたでもダウンロードできます。
※必ずライセンスポリシーをご確認ください
収録文字数9,354字を一から開発
『LINE Seed JP』はベースとなる既存の日本語フォントが存在せず、ひらがな・カタカナ・漢字・数字・記号すべて合計すると、9,000字を超える日本語書体をすべて一からデザインしました。
これだけの量の日本語専用書体を一から開発・保有する例はあまりなく、日本の企業としてはかなり珍しい試みです。
また、欧文を日本語書体にも組み込んで、和文とのサイズ、太さ、高さなどのバランスを詳細に調整しています。
LINE Seed JPの特徴
1. 親しみのある“カドマル”ゴシック
既存の欧文コーポレートフォント『LINE Seed Sans』は、角の丸み =「カドマル」が最大の特徴であり、全ての文字に共通したアイデンティティとなっています。
今回の日本語書体『LINE Seed JP』でもこの特徴を取り入れて、一般的なゴシック体よりも少しカジュアルで柔らかい、親しみやすさが伝わる書体です。
2.明るく、大人なモダンスタイル
モダンでありながら親しみのある印象を目指し、“ふところ”を広く取り、仮名は曲線を多く取り入れました。
明るいモダン系のゴシック体です。
3.日本語ならではの美しさと整合性のバランス
既存の欧文コーポレートフォント『LINE Seed Sans』は、統一されたジオメトリックなルールに基づいて開発されています。しかし、日本語書体は文字のバリエーションが多く、漢字と仮名など、密度が大きく異なる文字を同時に扱うことは簡単ではありません。
『LINE Seed JP』の開発にあたっては、読むときの心地よさや日本語書体ならではの不揃いな美しさと、形の整合性との間で、何度も検証を重ね、これまでにない新しいモダンゴシック体が完成しました。
コーポレートフォント開発の目的
LINEのミッションは、世界中の人と人、人と情報・サービスとの距離を縮めることです。グローバル企業として一貫したブランディングを行うために、コーポレートフォントの役割はとても重要だと考えています。
LINEはテキストコミュニケーションを中心に成長したサービスであり、言葉を大切にする企業だからこそ、コーポレートフォントを開発することは大きな意義があります。コミュニケーションの言語が変わっても、コーポレートフォントはブランドの声となって同じトーンでメッセージを伝えることが可能です。
今回のフォント開発によって、あらゆるシーンにおいて唯一無二のLINEならではのフォントで、シンプルかつユーザーフレンドリーな印象を与えることができ、ユーザーの皆様のコミュニケーション体験をより豊かなものにしていくことを目指しています。
『LINE Seed JP』オリジナルコンテンツの展開
LINEスタンプ発売
LINE Seed JPを使った、 日常の幅広いシーンで使えるスタンプです。
フォントひとつひとつの表情を楽しんでいただくため、あえて文字のみのスタンプで構成されています。シンプルだけどフレンドリーな「LINE Seed JP スタンプ」を大切な人とのコミュニケーションにお役立てください。
ビジネス用フリーサイン配布
LINE公式アカウントのリッチメッセージ用画像や、店舗や施設で掲出できるポスター(PDF)を無料で配布します。
誰でもすぐにご活用いただけるデザインです。
LINE本社オフィスデザイン
『LINE Seed JP』のリリースを記念して、本社オフィスのエントランスにフォントのデザインをあしらった特製テーブルとスタンプ台を設置しました。LINE本社オフィスにいらした時は、ぜひ近くで見てみてください。
オリジナルグッズ制作
『LINE Seed JP』で日本語の美しさをより感じてもらえるグッズを制作しました。お取引先企業や学校を中心にプレゼント予定です。
この他にも、今後LINEの事業活動やイベントなど、さまざまなシーンで段階的に『LINE Seed JP』を適用していきます。
さまざまなシーンでみなさんのお目にかかれることを楽しみにしています。
今後ともLINEとLINEのクリエイティブをよろしくお願いいたします。