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デザイントレンドと予想される未来

こんにちはFinancial Design 1チームです。
私たちデザイナーは素晴らしいデザインを作り上げるため、常にトレンドを追っています。
最近注目が高まっているデザイントレンドはインタラクティブと3Dです。
コロナウイルスの影響による業務の取り組み方の変化に応じた活用や、ゲームなどの個人的な空間での活用など、様々な状況で幅広く活用できるよう、グラフィックと最新技術により、AR(拡張現実)・VR(仮想現実)の技術が目まぐるしく発展を遂げています。
今回はこのAR・VRについてお話ししようと思います。

HoloLens 2

HoloLens 2はMicrosoftが開発、改造したAR体験ができる複合現実スマートグラスです。
ゲームなどで見かける従来のスマートグラスと異なる点は、あらゆる業務で活用できる技術が搭載されたという点です。HoloLens 2では仮想の被写体のサイズの調整や測定などの操作を手で行うことができ、それを仮想の空間にいるユーザーと一緒に操作することができると紹介されています。
こちらのHoloLens 2の動画をご覧ください。

音楽とグラフィックの調和、映像のクオリティー、ストーリーなど…全てがとても感動的です。しかし、HoloLens 2のレビューを調べてみると、触覚の反応がぎこちないという評価が見られました。
実際に掴んだり、押せない不具合が生じたり、仮想空間に入った他のユーザーを認識する機能にも不安定なところがあるのかもしれません。

Oculus Quest 2

https://www.oculus.com/quest-2/

Facebookが開発したVRゴーグルとして話題を集めたOculus Questが、Oculus Quest 2として新登場しました。
初期のOculus QuestとOculus Quest 2の基本的な機能に変わりはないですが、こちらの映像で、より高機能になったOculus Questを詳細に説明しています。ご覧ください。

私も実際このVRゴーグルを使用してみたのですが、触覚としてリアルな体験を味わうことはできませんが、視覚的な体験はとても素晴らしかったです。

Nreal Light

Nrealではスマートグラス(AR)を販売しています。日本ではKDDIで購入が可能です。公式サイトからわかるようにメガネの形をした手軽なサイズなので、実際に使用する際に無理のないデザインになっています。多くのレビューを確認すると、自分がいる空間上に映像が映し出される(MR)がとてもリアルだと評価されています。
動画で実際に使用した様子を紹介しているのですが、空間の中で映像をみたり、パワーポイントを作業したり、家の照明の色を調節したり、とても面白そうです!私も実際に試してみたいです。

Apple

Appleは、SpacesというVRスタートアップ企業を買収しました。どのような取り組みを行っているか正式には発表されていませんが、Appleのグラフィックと感性で、完成度の高いAR・VRを披露してくれるのではないかと個人的に期待しています。

レディ・プレイヤー1

レディ・プレイヤー1は、スティーヴン・スピルバーグ監督が仮想現実が現実世界になる世界を表現した映画です。
小説を元に映画化されたのですが、小説から想像しづらかった世界観を映画ではうまく表現されています。レベルの高いグラフィックと映像技術が融合し、とても華やかな映画となっております。

この小説の原作者 は

「現実世界より、仮想現実で生きてみたいと思う方も多いかもしれませんが、仮想現実では現実の辛さを感じることができないという短所があります。しかし、ある程度仮想現実を体験すれば、現実逃避をすることで、仮想現実は人間が幸せを感じる要素の一つだということに気づくと思います。」

とコメントされていました。

最後に

先ほど紹介した企業では、AR・VRが未来の主要分野になると捉えているので、このような機器とUIの開発に多くの投資をしていると思います。また、それらをPRする動画のクオリティ、内容の創意性、グラフィック完成度、ストーリーテリングはとても優れています。

HoloLensの例で見るように、単にゲームなど個人で楽しむだけでなく、実際の社会で使用することができるよう、AR・VRの活用開発が進んでいることが分かります。他のユーザーとAR・VRを通じて情報を共有することで、打ち合わせスペースや会議室などの空間が不要となり、ワークスタイルの考え方が完全に変化するのでないかと思います。

コロナウイルスの影響により、オンライン上のサービスを利用したワークスタイルが増え、さらにアバターを使用したチャット技術なども開発されています。今の時代は私的な自我と社会的な自我を分離する新しい時代の入り口だと思います。主にゲームで活用されていたAR・VR技術は、仮想世界で業務に取り組むため、社会的な自我を強化するため、私的に新しい体験を楽しみむため…といった様々な目的で急速に広がっています。

LINEでもあらゆる体験をユーザーに提供していますが、時代の流れに乗ってAR・VRのUIを作らなければならない世の中が突然来るかもしれません。デザイナーとして時代の流れを把握し、その後の未来を予想することで、いつか訪れるであろう時代の変化に合わせたUser Experienceを提供できるよう、発達する技術トレンドについても関心を抱き続けなければならないと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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