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【レポート】LINEデザイン職インターン2021を実施しました

こんにちは、クリエイティブ戦略チームのGOです。
8月から9月にかけてLINE CREATIVE CENTERでは夏期インターンシップを開催いたしましたのでご報告いたします。
なお、開催概要については、こちらをご覧ください。

今回のインターンシップは昨年同様にオンラインで開催され、今年はUI Designコースに加えて、Motion Graphicコースが新設されました。
参加者は両コース合わせて5名、内訳は美術大学から2名、総合大学(大学院含む)から3名でした。

UI Designコース
参加者:3名
期間:3週間
Motion Graphicコース
参加者:2名
期間:4~5週間

ウェルカムグッズ

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今年はこのようなグッズを用意してインターン生を迎え入れました。
(画像には、デザイン職以外のコース用に用意されたトロフィーも含まれています)
他社様の事例を参考にしつつ、コミュニケーションツールとしてウェルカムグッズを配布することにしたのです。
ウェルカムグッズにつきましては、以下のnoteに詳しく書かれていますのでぜひご覧ください。

【前編】LINEインターンのウェルカムグッズができるまで
【後編】LINEインターンのウェルカムグッズができるまで

結果としてウェルカムグッズは、我々とインターン生との絆を強固にしてくれたのではないかと思っています。

オリエンテーション

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まず初日のオリエンテーションでは、インターンに参加する上での心得と、LINEの一員としての自覚と認識を深めてもらうため、LINER(LINERの社員)共通の考え方、価値観といったもの学んでいただき、また、インターンで取り組んでもらうデザインプログラムのために「LINEらしいデザインとは」についてデザインガイドラインを交えてお話ししました。
前年同様オンライン開催となったため、LINEの雰囲気をどのように参加者に感じ取ってもらうか、また参加者とメンターが良い関係性を築くためにはどうしたら良いのかが運営側にとっては大きな悩みでした。
そのため、今年はインターンが始まる1ヶ月前から参加者とメンター、運営とで少しずつコミュニケーションを始めました。おかげでインターンが開始する頃にはある程度の関係値が築けていたため、どの参加者もすぐにインターンのプログラムに集中することができたと思います。

取り組んだプログラム

各コースともに参加者1人につきメンターが1人ついて、プログラムが進んでいきました。内容は以下の通りです

UI Designコース:LINEサービスの2年後、3年後の姿を考える

ユーザー目線に立つことを目的にし、企画立案するところからスタート。その後、企画をUIデザインに落とし込んで行きました。メンターとは毎日緊密にコミュニケーションをとりつつ、週に一度の進捗発表会を通して「LINEらしさ」について少しずつ体得しながらプロダクトを制作していきます。LINEが持つ様々な資産を生かしつつ、学生ならではの自由な視点で近い将来に実現しそうなLINEサービスをデザインしてもらいました。

Motion Graphicコース:実際にリリースされる制作物に携わる

架空のサービスをつくるUI Designコースとは異なり、Motion Graphicコースでは実際にリリースが予定されている制作物に携わりました。リファレンスの収集、ストーリーボードやラフカット制作など、普段モーションデザイナーが行う作業を体験。スケジュールの都合上、リリースに立ち会うことはできませんでしたが、1本のモーショングラフィックが生まれるプロセスを一通り経験していただきました。

その他コンテンツ

オンライン開催であったことも相まって、いかにインターン生とコミュニケーションを深めるか、いかにLINEの雰囲気をリアルに感じ取ってもらえるかは大きな懸念事項でした。そこでデザインプログラムの他にいくつか交流を目的としたイベントを開催しました。

社員との座談会

様々な社歴の社員と、会社のことはもちろんこと「好きな○○」など趣味の話などをすることで、どんな人がLINEに所属しているのかを知ってもらうためのイベントでした。

センター長Kim Sunkwanとの質疑応答会

クリエイティブセンターのセンター長でありデザイナーの大先輩であるKim Sunkwanがインターン生の質問に答えるというもの。自身の深い経験から発せられる言葉は、これからデザイナーとしてのキャリアを積む若者にとって学び多いものになったのではないでしょうか。

元GoogleのデザインリードがLINEデザイン組織のトップに 金善琯さんのデザイン組織論とは

取締役CSMO舛田との座談会

弊社のブランディングとマーケティングを統括する舛田との座談会は、ブランディングを大切するクリエイティブセンターの一員としての認識をより深めてもらう意味が大いにありました。また業界を牽引する企業のリーダーと直接やりとりができるという機会そのものが、インターン生にとっては意義深い経験になったと思います。

インターン生同士の交流会

UI DesignコースとMotion Graphicコースは業務で重なることはほとんどありませんでしたが、同期のインターン生としての「絆」も作って欲しいと我々は考えていました。そのため先の座談会など全員が一緒に参加できるコンテンツの他に、コース合同のランチ会を行うなど、コースを越えて同じ時間を過ごせるように配慮しました。結果として、参加した5人が今後も連絡を取り合えるような仲間になったことは喜ばしいことだと思います。

成果発表会

インターンの集大成である成果発表会は、クリエイティブセンターのセンター長と各デザイン室長はもちろんのこと、インターン生の発表に関連するプロダクト領域の事業部からもゲストをご招待しコメントをいただきました。
「デザイナーの仕事は説明が半分」と私たちは常々お話ししています。この成果発表会は、企画側に意図をしっかりと伝え、そのフィードバックを受けるという体験にもなったのではないでしょうか。
ここでは発表資料をごく一部ですが掲載いたします。なお、UI Designコースの成果物は全て架空のサービスです。

ピョ・ソンミン(UI Designコース)

LINEおでかけ:日常の全てのおでかけをサポートするサービス

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鈴木 稜(UI Designコース)

my ID:様々な行政手続きをLINEで行えるサービス

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吉峯 瑞喜(UI Designコース)

LINE chance:AIの選んだ誰かが自分の欲しいものをオススメしてくれるサービス

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石川 峻(Motion Graphicコース)

LINE主催イベントで使用される動画を制作するための実務作業

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佐藤 隼人(Motion Graphicコース)

LINEのとあるサービスを紹介する動画を制作するための実務作業

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インターン生の発表にはデザイナーからはもちろんのこと、事業部側からも熱のこもったフィードバックとアドバイスをいただけました。
また、最後にセンター長であるKim Sunkwanから成果物に対する評価と努力に対する労いの言葉が述べられ(コメントしながら少し涙目になっているSunkwanさんを我々は見逃しませんでした😂)、LINEインターン2021は幕を閉じたのでした。

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まとめ

オンラインでの開催ということで、インターン生にとってはコミュニケーションを始め、様々な不安を感じた期間だったと思います。そんな中でも参加者の感想noteを見ると、充実した体験ができたようですし、何よりかけがえのない仲間を作ることができたようで、運営側にとっても嬉しい限りです。
LINEのデザインに触れ、理解を深めてもらえたことはもちろんですが、デザイナーとして前途ある若者が成長していく過程に寄り添うことができるのはとても意義深いものでした。将来、彼らともにLINEをデザインで支えていけることを期待しています。

参加者のレポートはコチラから



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