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答え切れなかった質問にお答えします!6.30 LINE CREATIVE Meetup#4

6月30日に開催いたしました「LINE CREATIVE Meetup#4」にご参加いただいた皆様、まことにありがとうございました。また残念ながら諸々のご都合が合わずにご参加いただけなかった皆様におかれましては、ぜひ次回のご参加を心よりお待ちしています。
さて、「LINE CREATIVE Meetup#4」の開催にあたり、事前にたくさんのご質問を頂戴しましたが、イベント中のセッションでお答えしきれないものがありました。そこで、このnoteにて改めてお答えした内容の振り返りと、残りのご質問への回答を行わせていただきます。

新入社員、新卒社員を迎え入れるときに困ったこと、工夫していることがあれば教えてください。

4月に新卒UIデザイナーが3名、入社しました。その時はちょうど在宅勤務期間中で、入社式のみ出社してもらいました。それ以降はずっと在宅勤務で、諸々のオリエンテーションやビジネスマナー研修などはオンラインで実施しました。その後チームに配属されたのですが、クリエイティブセンターとしての育成プランをベースに個人の適正に応じた教育を日々行なっています。

新卒入社のUIデザイナー佐藤さんのコメント
初めてお会いする方が皆さんリモートで、チームの空気感がわからず慣れるのが難しかったですね。最初のミーティングでは緊張しっぱなしで気疲れしちゃいました。現在、業務はマネージャーと相談し、スキルや経験を活かして対応できるプロジェクトにアサインしてもらっています。プロと一緒にデザインできる時間が多く、学生の頃に比べて「デザインを仕事にしている」という意識がアップデートされていったなと思います。

コロナ禍以前から私たちはLINEを始めとするオンラインツールでのやり取りが多かったので、コミュニケーションロスというのはあまり無かったのかなという印象です。迎え入れる時は、より手厚くしっかりとコミュニケーションをとる、というのが工夫に当たるのかもしれません。

在宅勤務でのメンバーとのコミュニケーションやプロジェクトの方向性の共有など何か工夫されている点はありますか?

LINEをベースにコミュニケーションをとっている、というのは基本なんですが、クリエイティブセンターには「ウィークリーレポート」というのがあります。それが結構重要な仕組みかなと考えています。1週間に1回、その週の制作物や進行中の案件をそれぞれのデザイナーがまとめて、それをチーム単位でセンター全体に配信します。それを見ていると、誰がどんな案件をやっているかもわかりますし、会社全体としてクリエイティブがどんな方向に向いているのかなということが一目瞭然になります。
一方で上司や企画職とは、進行管理ツールを使ってデザインの確認や方向性の確認をしています。
在宅勤務になってもそのあたりのやり取りは変わらないので大きく困ることはなかったですね。

在宅勤務だと、雑談やちょっとした相談(コロナ前では口頭で軽くしていたような)がしにくくなった印象がありますが、LINEではどのような対策を取られていますか?

常に雑談していいSlackチャンネルを作っているチームもありますし、毎週の定例は必ず行う、短時間でもZoomを使って顔を合わせる、といったこともしています。

リモートワークになり、コミュニケーション量低下による影響が知りたいです。またその課題感に対して実施している施策などあれば知りたいです。また、教育や育成(特に新卒や新入社員)には影響がないのかお話を伺いたいです。

これまでの回答とも重複するかと思いますが、私たちは普段からオンライン上でのコミュニケーションを活発に行なってきました。そのため、そんなに影響がないかなと思っています。雑談についても、それが必要だと考える人は雑談ができるSlackチャンネルを作るなど新たな方法を考えていますし、コミュニケーションの量という点ではあまり影響がないかなという感想です。

リモート環境でのクリエイティブのナレッジや知識の共有方法を教えてください。

これも「ウィークリーレポート」が大きいです。また、去年新卒で入社したBXデザイナーは、自分のチーム向けにメールマガジンを制作、配信している事例もありました。コロナの影響で制作が止まってしまったチームでは、自主的にデザイン課題に取り組んでいたところもあります。また、デザインに関連する書籍のレポートを共有してくれたというケースもありました。

ナレッジ共有についてはこちらのnoteで記事を毎週公開しているので、ぜひご覧ください。

この状況だからこそ需要が増していくデザイナーが関与できる業務は何だと考えますか?また、若手のデザイナーはこれからどのように活動していけば良いか示唆できるものがあればお聞きしたいです。

難しい問題だと思います。ITの会社として僕たちができることは何かと常に考えてはいますが、コロナが終わった後の世界を想定するとか、変わっていくであろうワークスタイル、ライフスタイルに向けて自分が何をできるかを考えるのが良いと思います。関与できる業務は、全てだと思いますし、事業そのものにデザイナーが積極的に関与していって良いと思います。

LINEではこれからも在宅勤務を続ける予定でしょうか?

7月末までは週1回出社が続く予定ですが、8月以降は未定です。

コミュニケーションで困った時に何かツールを使って説明したりしていますか?

LINEやZoomでデザインを共有しながら説明します。電話でお話するケースもあります。

在宅勤務の長期化にあたり、「自宅に新たに導入したもの」や「環境改善や生活改善として行ったこと」があれば教えて頂きたいです。

ノートPCで作業しやすくする台や背中にあてるクッション、ベッドで使えるテーブルなど色々と購入したデザイナーはいます。業務とは関係ありませんが、3D プリンタを購入したという方もおられました。
生活改善でいうと、宅トレなどを取り入れ運動量が落ちないよう健康に気をつけているデザイナーが多いようです。

会社の方針もあると思いますが、メリットデメリットもふまえ、それでもリモート勤務が可能ならば続けたいと思う方はLINEのデザイナーでどのくらいいらっしゃるのか知りたいです。

クリエイティブセンターでは、正確な数字はわかりませんが、割と多くの方が在宅を続けることを望んでいるように思います。在宅のメリットもわかったので出勤とリモートを組み合わせていければということでしょうか。

組織やチームメンバーとのリモート時のコミュニケーションの取り方でそれぞれ良かった/悪かったものをお聞きしたいです。小さいですがチームビルディングをしている中で作業の効率化を考えつつも、メンタルケアを意識してコミュニケーションコストを掛けているのですが他社はどうなのか気になります。

このような誰も経験したことのない状況下で、マネージャーがコミュニケーションに重きを置くのは大事なことだと思います。その上で、メンバーもそれぞれに個性やスキルの差があるため全員に同じ対応をする必要はなく、自走できるメンバーであればより裁量を与えて任せてみる、まだ上長の指示やメンタルケア等が必要なメンバーに対しては毎日15分必ずテレビ会議を行うなど、それぞれのメンバーに合わせたよりパフォーマンスを発揮しやすい方法をメンバーと一緒に模索するのがいいのではないでしょうか。
私は比較的大きい裁量の中で、締め切りや確認のポイントなど最小限の決まりごと以外は自由に進められることができたので、それはよかった点ですね。
あとLINEやSlackなどのテキストコミュニケーションは全てログが残るので、言った言わない論争もすっきり解決できておすすめです。
悪い点は、今のところ特にないですが、例えば部下がサボらないようにするための監視のようなコミュニケーションは、管理する側もされる側にとってもメリットがないかなと思います。それよりはまずお互いに信頼できる関係性を築くことが重要だと思います。

なお、イベントの内容に触れたレポートについては以下の記事をご覧ください。
次回のLINE CREATIVE Meetupにもご期待ください。

また、 Twitter上ではPeingで質問を受け付けておりますので、ぜひこちらもご利用ください。




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