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Designer's Interview #4 柳炅我

デザイナーのプロフィールを深掘りするDesigner's Interview。
第4回目は2020年に入社したUIデザイナー、柳炅我(リュウ・ギョンア)さんにお話を伺いました。ギョンアさんは入社して半年になり、社内イベントである20% idea projectで1位を受賞し、将来を嘱望されるUIデザイナーです。

20% idea projectとは、業務時間の20%を使って自由に自分だけのアイディアを企画して制作するクリエイティブセンター内のプロジェクトです。

ーまずは自己紹介をお願いします。

今年4月に入社し、クリエイティブセンターでUIデザインを担当しているリュウ・ギョンアです。
大学は韓国のコミュニケーションデザイン学科と京都にある大学院を卒業した後LINEに入社いたしました。 

運命的な日本との出会い

ー学生時代のお話を聞かせてください。

韓国の大学でコミュニケーションデザイン学科に進学し、印刷物、ポスター、タイポグラフィー、映像などのデザインを学んでいました。大学で新しい分野としてUX/UIデザインカリキュラムが登場し興味を持って参加したのがきっかけで、UIデザインに関心を持つようになりました。
UIデザインを勉強するにつれ海外のUIデザインも学びたくなり、交換留学生として韓国の大学と連帯している海外の大学の中で安全な場所を調べている時、日本の京都工芸繊維大学に交換留学生としていく予定の学生一人が突然キャンセルしたことを知りました。私が受けていた授業の中でその大学を担当している教授がいらっしゃったので、教授に交換留学生として入れるか連絡したところすぐサポートしてくださり、急遽日本で交換留学生として10ヶ月ほど滞在することができたのです。
他の留学生はアニメやドラマなどの影響により日本の文化に興味があって、日本語を少し喋れる人が多かったのですが、私は日本のアニメもドラマも見ておらず、日本についてあまり知らなかったので、急いで平仮名と簡単な挨拶だけ覚えました。しかしいざ日本に訪れると平仮名で書いているものがあまりなくてカタカナと漢字だらけでびっくりしました(笑)
日本で出会った同級生はとても親切でした。大学の授業内容を理解できなかった私は、同級生に質問しながら課題をしました。彼らは日本語が聞き取れない私に簡単にわかりやすく説明してくれたり、単語や情報を検索して教えてくれました。そうやって3ヶ月ぐらい暮らしていると日本語も聞き取れるようになり、同級生ととても仲良くなりました。とてもありがたい友達で私にとっては人生で一番楽しい思い出です。交換留学生が終わり韓国に戻った後、日本での思い出が忘れられなくて京都の大学院に通うことになったのです。

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理想のワークライフのために

ーLINEを志望した理由は何ですか?

実は大学を卒業した後、韓国で医療系ベンチャー企業で仕事をしていたのですが、大きな企業ではないのでデザイナーは私一人で、ロゴ、名刺、Web、ユーザーインタフェース、パッケージなどのデザインを一人で担当していました。医療系のデザインだったのでデザインするのに制約がたくさんあり思うようにデザインができなかったのを覚えています。そうして1年半ぐらい経った頃、自分がうまくやっているのか疑問と孤立感を強く感じるようになり、このままではよくないと思い転職を決断しました。
転職先を考える上で重視したのは

・多くのデザイナーが在籍し刺激をもらえること
・活発な雰囲気
・多様な分野のサービスデザインに触れられること
・せっかく学んだ日本語を活用できること

でした。このすべての条件でみるとLINEが一番適していました!「LINEに入りたい」と目標が決まったのは医療系ベンチャー企業に入社してから2年くらいの時でしたね。
しかし当時、一人でデザインをしていたのでデザインに対する自信がなくなっており、このままLINEに応募しても入社できないと思ったので、京都の大学院に進学し自信を取り戻してLINEに応募しました。今でも信じられないのですが、本当にLINEに入社することができました!

ーLINEに入社するためどのように準備されましたか?

応募の準備では、LINEに落ちても後悔しないぐらい準備しようと思いました。ポートフォリオ作成と提出課題では、Webで提出するポートフォリオは容量が決まっていたので簡単なポートフォリオを作成し、課題提出ではポートフォリオ並に気を使って提出しました。
1次面接では、今まで行ったデザイン作業のすべてをまとめたポートフォリオと面接で説明できる分量のポートフォリオを作りお見せしました。2次面接ではポートフォリオの表紙に「ついに最終」というタイトルを付けて、1次面接の時とは違う印象を与えられるように工夫しました。
また、ポートフォリオ以外にもLINERという名刺を作ったり、映像を見せるためのWebサイトを作りタブレットを持参して面接で紹介しました。準備するのはとても大変でしたが、入りたい会社のために作ったのでとても楽しかったです。

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コミュニケーションの克服

ー念願のLINEに入社して最初にぶつかった壁について教えてください。

そうですね…私が入社してから在宅勤務の環境だったので、業務をするにあったってすべて文章で行うのが大変でした。なぜなら、私はスピーキングはできますが、漢字を読むのに時間がかかってしまいからです。
また業務では企画チーム、開発チームと共に色々なソフトウェアやシステムを使用するのですが、今まで使用したことのないものばかりだったので、先輩のいない自宅で私が誤って触れていないかとても心配でした。

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ーどうやってその壁を乗り越えましたか?

分からないことはすぐZoomやSlackでチームの先輩に質問してきたのと、ある程度慣れてきたこともあり、在宅勤務も楽になりました。
また、単語帳を作り漢字を覚えるようにしています。特に業務で必要な単語を先にちゃんと覚えるのが業務についていくのにとても助けになりました。そして社内のサポートを受け日本語を勉強しています(*1)。まだ読むのが遅いですが、近いうちにデザインやアート関連の本を読んで日本語の勉強をしながらデザインの勉強もする予定です。
また、先ほど説明したように業務に関する内容でわからないことは毎度Zoomで連絡して小さなことでも質問するのが良いと思います。質問もタイミングがとても大事だと思います。とても基本的なことを聞くのが恥ずかしいと思いがちですがキャリアを積み重ねた後に知らないよりかは、新人社員である今、できるだけ質問し業務に早く慣れる方が良いと思います。

*1 :LINEでは福利厚生の一環で希望者が語学講座を受講することが可能です。

経験からの発想


1位を受賞された20% idea projectについて聞かせてください

最初は、プロジェクトをどうやって取り組んでいこうかとても悩みました。真面目にしないといけないのか?面白い物を作ればいいのか?新しいサービスを制作しないといけないのか?既存のサービスに新しい機能を追加するだけでも良いのか?など色々と悩みました。
私はいつも実際の経験からヒントを得てアイデアを出していたので、20% idea projectもヒントから考えてみようと決めました。そこで、韓国の選挙制度では4月の韓国国会議員選挙を日本からでも申請をすれば、投票ができるとの事で申請したことを思い出したのです。
実際の投票ではマスク着用からビニール手袋の着用、検温、手のアルコール消毒などをして投票しないといけないのと、新型コロナウイルスで外出するのが怖かった時期だったので、投票率が下がりそうだなと考えていたので。そこからインスピレーションを得て、外出しなくてもアプリで投票できるLINE選挙サービスを作ってみようと思いました。気軽にアプリで投票できることによって今の新型コロナウイルスの感染リスクを回避できますし、投票率もアップすることができる考えたのです。
20% idea projectでは、多くの方にこの選挙サービスを評価していただきとても嬉しかったです。


ーでは、最後に未来のLINEデザイナーに一言お願いします。

私はLINEで働くのがとても楽しいです!
色々なサービスのデザインを行うので、どんなサービスが自分のデザインに合うのか探究できますし、多くのデザイナーのアイデアや意見も参考になります。また、LINEには社内に通訳が在籍していたり、多くの社員が韓国語や英語が流暢なので、外国人は小さな負担で働けると思います。
LINEで働きたい方は目標をちゃんと定めて挑戦してみてください。LINEはデザイナーにとてもお勧めしたい企業です!


ギョンアさん、インタビューありがとうございました!
現在、LINEではUIデザイン職の新卒採用を行なっております。詳しくは以下のリンクをご確認ください。


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