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映像デザインのためのリサーチ、スクラップ、インプットを教えます

こんにちは、Motion Graphic Designチームの太田美希です。
以前、LINEのモーショングラフィックスに関してお話いたしましたが、今回はモーション作業のためのインプット方法をご紹介しようと思います。
私は制作会社やLINEでのインハウスデザイナーの業務を通じて、経験を積み重ねてきました。その経験からどこで最新情報を収集し、どうやって新しい技術を学び、集めた情報や技術をどう整理すればいいのか色々と私なりの方法で考察してきました。ここでは私がどのようにリサーチ、スクラップ、インプットしているのか一部ご紹介します。

情報を得る

最新の映像トレンドは基本的にVimeoやYouTubeを通じて情報を得るデザイナーが多いです。
特にVimeoは映像デザイナーの必須サイトと言っても過言ではないです。
Vimeoではスタッフピックを通じて自動的におすすめの映像をピックアップしてくれます。私の場合は世界中のデザイナー達をフォローし、毎日フィードを通じて彼らが「いいね」した映像をチェックしています。また、プライベートで気に入った映像を「いいね」をしておき、後で映像デザイン作業の際に「いいね」の記録を確認して映像制作の参考にしています。

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その他、私が参考にしているサイトをご紹介します。下記のサイトはモーショングラフィック映像を紹介するサイトです。

https://motionographer.com/

また映像のみではなく、幅広いデザイントレンドを見れるサイトで情報を得る方法もあります。Behanceは多くの方が利用していると思われるので、私がよくチェックする2つのサイトをご紹介します。

 情報を整理すること


映像を沢山見ると、気に入った映像をスクラップしておいて、いつでもその映像を探せるように整理整頓する必要性が生じます。そうしなければ、もし演出やトーン&マナーに関するアイディアが必要な時、参考にできる映像があったのに!!と映像の出所を思い出せず、参考にすることができない時があります。情報を整理する方法は色々ありますが、私が行う方法をご紹介いたします。

その1. 分類してスクラップすること

Vimeoで映像を見る時、共有するボタンを押したらPinterestにスクラップする機能があります。この機能を利用してPinterestにスクラップする方は多いかと思います。Pinterestにスクラップする機能がないサイトではGoogle ChromeでPinterest拡張機能を利用してスクラップする方法もあります。
私は事前に、Pinterest上のボードに細かいカテゴリーを作成した後、映像をピンする時に作成した各ボードにスクラップしています。
 
その2. うまくサービスサイトを活用すること

私の場合は、映像をライブラリ化することができるREClikeを通じてVimeoのアカウントと連動し、Vimeoで「いいね」した映像が自動的にライブラリに反映されるように設定しました。必要であればリストを作成し分類することも可能ですし、他の人のリストを探してみたり共有することもできます。
私は多くの映像のサムネイルを一目で確認できるように設定したり、カラーフィルター機能を通じてカラーで映像を検索できるように設定したり、映像を簡単に探すためにこれらの方法を愛用しています。

その3. ダウンロードできる映像はダウンロードしてフォルダーにスクラップすること

たまに、Vimeoで正式にダウンロードできる映像があります。
私はなるべく、映像をダウンロードしてパソコンのフォルダーへ保存しています。ダウンロードすることによって一つのフレームを細かく分析することができるため、よくダウンロードしています。(分析の仕方が古典的で恥ずかしいですがw)

沢山勉強すること


映像デザインはいつも新しいプログラムと技術をインプットし続けないといけないため、インプットのために役に立つサイトをいくつかご紹介いたします。

モーショングラフィックの勉強の参考になるYouTubeチャンネル 

業務でよく使用するCINEMA 4Dの様々なツールに関するチュートリアルを学べるサイトです。 

最後に

ピンポイントで映像の情報を得る方法をご紹介いたしましたが、実際は映像デザインの感覚を育てるためには多くの経験と、映像のみではなくデザイン全般のインプットが必要です。
映像デザインのみ参考にしていくと、自分だけのクリエイティブなアイディアを創出する可能性を生み出すことができない場合もあります。
そのためBehanceやPinterestなどで映像を探しながら、映像以外のデザインを見ていくのも大事です。
他のデザインのインプット方法は、専門のデザイナーがよくご存知かと思うので、クリエイティブセンターのnoteで紹介している他のデザイナーのインプット方法を参考にしてみてはいかがでしょうか?
そういう面では、クリエイティブセンターはUIデザイン、BXデザイン、スペースデザイン、モーションデザインと多様な分野のデザイナー達が協力し、アイディアを出し合える環境なので、とても刺激的な情報やアイディアを得ることができ、良い環境だと思います。


私が紹介した参考サイトはほんの一部ですが、少しでも皆さんの参考になったら嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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