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LINEのプロダクトデザイナーってどんな仕事なの?

この記事では皆様から過去にいただいた質問を元に、note記事を交えながら「LINEのプロダクトデザイナーがどんな職業なのか」をお話ししたいと思います。

なお、すぐに応募されたいという方は以下のリンクからお願い致します。

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※最新の採用状況は採用サイト上でご確認ください。

まず、クリエイティブセンターがどういった組織なのかについては以下の記事をご参照ください。

1.LINEのプロダクトデザイナー(UIデザイナー)とは?

一般的にUIデザイナーの仕事は以下のよう説明されます。

「UIデザイナー(ユーアイ・デザイナー)」は、ユーザーがわかりやすく操作しやすいUIを考えるお仕事です。例えば、ターゲットの年齢層に合わせてデザインを行い、文字が読みやすいか、クリックしやすいかなど、使いやすい画面をデザインします。
UIデザイナー|デジタルハリウッドの専門スクール(学校)

それを踏まえたうえで、LINEのプロダクトデザイナーのお仕事についてお話いたします。なお、LINEではもともとUIデザイナーと呼称していましたが、これまで担っていた広い役割と責任を明確にするために現在ではプロダクトデザイナーという職種名に変更されました。
LINEのプロダクトデザイナーは、見た目やレイアウトといった表層的な部分にとどまらず、ユーザーを第一に考えた情報設計、そしてサービスの問題解決まで様々な要素が職域となります。
そのため、積極的にミーティングにも参加し企画段階から案件にコミットしていくのも特徴です。
LINEにはコミュニケーションアプリ以外にも数十個ものサービスが常に存在しており、プロダクトデザイナーはそこに作業規模に応じた人数がアサインされる仕組みとなっています。

なぜ、LINEにプロダクトデザイナーが必要なのか

サービスを開発する上で最も利用者に寄り添うべき存在がプロダクトデザイナーです。どれだけ優れた機能や技術、システムであっても、利用者が実際に見て触れるのはインターフェースであり、このインターフェースに魅力がなければ使い続けたり友人に勧めたりはしないでしょう。LINEそしてLINEファミリーサービスを利用される方々が、より簡単に手軽に安心してご利用いただけるように、また便利で楽しいワクワクするような新しいサービスをいち早くお届けするために、私たちは一人でも多くの優秀なプロダクトデザイナーを必要としています。

2.制作事例

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このnoteでは数々のプロダクトデザイナーが、制作事例や仕事内容など実際の業務について深く知ることができる記事を公開しています。是非とも生の声をお聞きになって、プロダクトデザイナーがどんな業務に、どのような思いで取り組んでいるのかをご確認ください。

3.組織のスタイルと大切にしていること

● インハウスにこだわる横断的組織

クリエイティブセンターは横断的組織であり、各サービスの所属した垂直型のデザイン組織ではありません。そのため、時に顕在化するサービスのエゴを排除し常にユーザーファーストの考え方でデザインを推進することができます。また、会社としてのデザインスタイルやブランドを中央集権的にマネジメントすることも可能になります。
ただ、それはサービスと距離を置くということではありません。立ち上げ段階から深くコミットし、日々の成長に積極的に関与していくというのはサービスに携わるメンバーとして当然のことと言えるでしょう。
クリエイティブセンターにはプロダクトデザイナーの他にもグラフィックデザイン、イラストレーション、映像制作、空間デザインなど多岐にわたるクリエイターが在籍しています。LINEがつくるもの全てに自分たちが関与しクリエイティブに責任を持つという考えを私たちは大切にしており、今日に至るまで徹底したインハウススタイルを貫いてきました。

● 多岐にわたる担当業務と専業化された職務

クリエイティブセンターの業務は、LINEのファミリーサービス(LINEドクター・LINE証券など)が対象となり、その総数は多数に上ります。所属するメンバーは100人強であり、その中でプロダクトデザイナーは60人弱となります。LINEの立ち上げ初期は一人のデザイナーがUIデザインからCMの撮影現場に立ち会うということもしていたのですが、現在では完全な分業制となっており、HTMLやCSSをプロダクトデザイナーが書くこともありません。
また、グラフィックデザインやイラストレーション、ロゴ作成などについては基本的にBXデザイン室という専門部署が対応しますので、プロダクトデザイナーが作業をすることはありません。

● 私たちのデザインは、ユーザーのため

私たちにクライアントと呼ばれる存在はいませんが、誰のためにデザインをしているのかと聞かれれば迷わずに「ユーザーのため」と答えるでしょう。会社が提供するサービスを、いかにユーザーがストレスなく当たり前のように利用できるかにLINEのデザイナーは心を砕きます。そのため、デザインの「正解」を持っているのもユーザーであり、ユーザーの声こそが私たちの評価軸です。

4.求められる能力とは?

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● LINE STYLE

クリエイティブセンターに限らず、LINEの社員全員が大切にしている「LINEらしいやり方・考え方」は「LINE STYLE」としてまとめられています。そこには11個の項目が挙げられており、「Users Rule」「Perfect Detail」などの信念に基づき、プロダクトデザイナーも日々の業務に当たっています。
なお、LINE STYLEは以下で公開されています。
LINE STYLE BOOK

● 求められる能力1:グラフィックスキル

LINEのデザイナーはただかっこいいものを作ればいいというわけではないですし、芸術家を求めているわけでもありません。ただ、基本的に高いグラフィックスキルは求めますし、芸術性も持ち合わせている方が良いでしょう。見た目の美しさが必要ではないということではないからです。

● 求められる能力2:情報整理力

メッセージをいかに十分にユーザーへと伝えるかが大事ですので、どのように情報を整理して見せるかは非常に重要な要素です。伝えるべきものをしっかりと伝えるために、何が本当に必要なのか情報の取捨選択をするなど、情報をシンプルに見せる能力が求められます。

求められる能力3:サービスの戦略理解力

サービスがどういった戦略のもとに推進されているかを理解することも必要です。それによってデザインの方向性は大きく変わってきます。たとえば、新規ユーザーを増やしたいのか、既存ユーザーの満足度を上げたいのか、それによってデザインは変わってきます。LINEのデザイナーは深くサービスにコミットすることを求められているのです。

5.LINEで働くデザイナーとしての魅力とは?

● 携わるのは大規模なサービスばかり

LINEのファミリーサービスは、どれもが日本屈指のユーザー数を誇ります。社会的な影響力も高い大規模なサービスのプロダクトデザインに関わることができ、多くのユーザーの目に触れる経験はデザイナーにとっては代え難いものではないでしょうか。

● 多様なサービスのノウハウ

LINEは、コミュニケーション・コンテンツ・エンターテイメントなどモバイルに特化した各種サービスの開発・運営・広告事業に加え、Fintech事業、AI事業を展開しています。長年1つのサービスを担当してその分野の知見を深めるも良し、希望すれば担当の変更も可能なので様々な種別のサービスを担当してみるのも良いでしょう。デザイナーが総合的に成長できる環境が、クリエイティブセンターには存在しています。

● 日々、共有される高レベルなデザイン

クリエイティブセンターには60人前後のプロダクトデザイナーが在籍し、それぞれがプロフェッショナルとして作業を行なっています。そのデザイン成果物は毎週共有され、また全メンバーが進行中、および過去のデザインデータを閲覧する環境があり、アイデアの源泉となるだけでなくデザインの統一性を図るために活用されています。

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