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LINEの映像ディレクターってどんな仕事なの?

インハウスの事業会社における映像ディレクターがどんな役割や業務を担っているのかイメージしにくいという方も多いかもしれません。そこで、この記事では、「LINEの映像ディレクターがどんな職業なのか」をお話ししたいと思います。

なお、クリエイティブセンターがどういった組織なのかについては以下の記事をご参照ください。

1.LINEの映像ディレクターとは?

MX室のProduction Designチームに所属して、LINEが展開するすべてのサービスのブランディングやマーケティングの映像に携わるポジションです。主に実写やインタラクティブ領域の映像を担当し、LINEのブランドの確立と、ユーザーにとって少しでも有益な価値を届ける役割を担っています。

2.そもそも映像と動画の違いって何?

実は明確な定義というのはないのですが、一般的には「映像」はテレビや映画などのコンテンツで、「動画」はおもにWEBや個人が扱うコンテンツと認識されています。
※ちなみに、英語では映像も動画も「VIDEO」でOKらしいです。

最近は「動画」の方が多く使われていて馴染みやすいかもしれませんが、LINEクリエイティブセンターではあえて「映像」という言葉を用いています。
LINEはサービスの多さに比例してメディアのタイプもさまざまなので、「映像」という広義の言葉の中に「動画」の役割も内包させ、より多くのクリエイティブに向き合っていくためです。

3.組織のスタイルと大切にしていること

たとえばサッカーのチーム内でメンバーそれぞれの役割が決まっているように、 Production Designチームにも映像ディレクターやフォトグラファー、サウンドデザイナーなど様々な個性やスキルをもったメンバーが在籍しています。映像ディレクターの中でもそれぞれの得意な分野が細分化されています。
Production Designチームでは、そのような個々のクリエイティビティを大切にしながら、最高のクオリティを目指してチーム全体で連携し制作に取り組んでいます。ひとつのゴールに向かってそれぞれ役割や責任を果たしながら進むスタイルは、チームスポーツと少し似ているかもしれません。

4.求められる能力

ただの山道。でも実は…

少し前にただの山道でも知識と感性があると見ている世界が変わるという画像がTwitterで話題になりました。ただの山道に見える景色でも、知識と感性があれば、もともとは海だった石灰岩の斜面やシカの食圧で死んだ林床に挟まれた霧立越の道の向こうにディアラインの木々が広がっていることが分かる…という内容です。

元ツイート:

これは、映像においても同じことが言えると思います。すべての演出や1フレームのデザインに意味があり、知識と感性、そして好奇心をもって制作に取り組むことができる能力が求められています。多様な視点を持っていると、同じ映像素材でもまったく別のクオリティを生み出すことが可能です。

映像の賞味期限は1か月?

いま、映像の二極化が進んでいます。視聴者に長く愛される映像はこれまでと変わらず存在する一方で、メディアの多様化によってほとんどの映像はかつてないほど早いサイクルで消費されるようになりました。1ヶ月も経てばその鮮度は失われてしまいます。そして、それに伴い表現のトレンドも刻一刻と変化していきます。
LINEの映像ディレクターには、LINEのブランドに永続的に寄与し、より多くのユーザーに届く映像を制作するミッションと同時に、常に新しいメディアやトレンドを学び受け入れていくバイタリティの高い方が求められています。

結局は映像が大好きな人

色々と小難しいことを書いてしまいましたが、結局は映像が好きという能力(?)をもった人材を求めています!

5.LINEで働く魅力とは

インハウスの映像ディレクターとして、当然LINEというブランドにのみ向き合うので、「もしかしたら飽きてしまうかも」や「色々な企業と仕事した方が成長に繋がるのでは?」といった懸念もあるかと思います。しかし実際に働き始めると、そんな不安は杞憂に過ぎなかったと感じるかもしれません。
絶えず変化し続ける事業の当事者の一人として、大きな責任と緊張感の中、クリエイティブの力で課題を解決し、そのサービスの成長と発展を見守ることは何よりも代えがたい達成感を味わうことができます。

具体的に例を挙げると、

① コミュニケーションのプラットフォームとして多くのユーザーに貢献できる。
② 社内のサービスが多岐に渡るので、各分野のスペシャリストと協業できる。
③ 進化が著しいIT業界の最先端で自己研鑽しながらクリエイティブに携われる。
④ まだまだ成長過程のLINEのブランドづくりに関わることができる。

以上4点がLINEで働く特筆すべき魅力です。

5.事例紹介

映像デザイナーの仕事について書いてきましたが、百聞は一見に如かず、実際に映像デザイン室が携わった映像を事例としてご紹介します。こうして見ると、LINEのさまざまなサービス・コンテンツの映像を手掛けていることがお分かりいただけるかなと思います。

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