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インターンノベルティ2年目のアップデートと変わらぬこだわり

こんにちは、クリエイティブ戦略チームのmomoです。
今年もインターンシップの季節がやってきました!
4月から募集がはじまり、説明会や選考を経て、早いコースでは8月1日からプログラムがスタートしています。
今年もオンラインで実施するコースがほとんどのため、インターンに参加するワクワクをオフィスに来なくても感じてもらえるよう、体験設計の一つとしてノベルティBOXをつくりました。

ノベルティの紹介

まずは、今年制作したノベルティたちを紹介します。制作はBXデザイン室が手がけました。

左上から左回りにクリアポーチ、アロマオイル、ミニペン、ハンカチ、特製BOX

白とグリーンを基調としたシンプルな色使いで普段使いしやすいようにデザインされています。アイテムひとつひとつにこだわりがありながらも、統一感が出るように意識しました。

デザインコンセプト

今年のコンセプトは「A Good Rest & Work」。仕事も休息もバランスよく楽しんでほしいという意味です。
インターン期間中はアイディアを考えたり自分の意見を発表したりと特に頭を使うシーンが多いので、意識的に頭と心を休めてあげる必要があります。ただもらってうれしいだけでなく、リラックスできたり楽しみながら使ってもらえることが重要ですし、ノベルティの存在価値はここにあると思っています。こういったねらいがあり、コンセプトでも「Work」より「Rest」が先に来ています。

キービジュアルは昨年に引き続き「のれん」がモチーフです。
インターン=社会経験の第一歩ととらえ、のれんをくぐるような気持ちでLINEに入ってきてほしいという思いと、「いらっしゃい!」と迎えるLINEの雰囲気が現れています。

インターン期間中、参加者が使用するオンライン会議用背景画像はのれんをめくる様子が一面にデザインされています。

昨年からキービジュアルを変えなかったのは、LINEのインターンをブランディングの対象として考え、イメージを定着させたかったからです。インターンの参加者はもちろん、社員や選考を受けてくれた方にとっても思い入れのあるものになっていけばいいなと願っています。

アロマオイル

コンセプトを最も体現しているアイテムがアロマオイルです。
穏やかで優しいフローラルな香りと温かいハーバルフラワーの香り、複数のアロマを混ぜたブレンドオイルです。
アロマというと、使ったことがない方や少し抵抗がある方もいるかもしれないので、できるだけ多くの人が使いやすい香りを選び抜きました。
サンプルのオイルを10種類以上テイスティングしたり、ハンカチに数滴垂らして実際に香りを感じながら仕事をしたりと、かなりこだわったアイテムです。

ミニペン

白地にインターンのロゴが印刷されたシンプルなデザインのボールペンです。キャップをした状態だとかなりコンパクトなので、外で作業をするときはカバンやポケットに忍ばせることができます。丸っこくてかわいいです。あとで出てきますが、すべてのアイテムをクリアポーチに収納するため一緒に入った時に違和感なくなじむように、他のアイテムとトーンを合わせるような形でシンプルかつデザイン性のあるものを選びました。

タオルハンカチ

タオル地のハンカチに小さなのれんのタグをつけました。とてもひかえめなので、ふだん使いしやすいデザインです。
実は今治タオルを使用していて、品質もお墨付きです。

クリアポーチ

すべてのアイテムがクリアポーチに収まるとこんな感じ。
ひとつひとつのアイテムには個性がありますが、こう見るとまとまりが感じられます。白いハンカチが入ったおかげで、ポーチのロゴもくっきりきれいに見えるようになりました。
もちろんポーチのみでも使えるので、充電器やケーブル、メイク用品など、好きなものを入れて持ち歩いてほしいです!

制作の過程

全社的なインターンノベルティの制作は昨年からスタートした取り組みです。昨年のノベルティに関しては企画提案から制作・配布に至るまでの思いをnoteにまとめていますので、よければこちらも読んでみてください。
こちらの記事、社内外で多くの方に届き予想以上の反応を頂きました。書いてよかったです、ありがとうございます!

昨年の流れを踏襲しながら、今年は以下のように進めていきました。

①リサーチ
②コンセプト整理
③グッズ選定
④デザイン制作
⑤協力会社選定・発注
⑥デザイン入稿
⑦サンプルチェック
⑧梱包・発送
⑨アイテム撮影

以下では2年目のアップデート、そして昨年得た知見や反省をもとに新たにチャレンジしたことを記載します。

リサーチのアップデート

昨年は競合調査という形で、他社さんがどんなものを作っているのか、どんなアイディアがあるのかをメインにリサーチしました。
対して今年はインターン説明会への参加者や昨年参加者、担当リクルーターなど、実際の参加者に近い属性の方に直接ヒアリングを行い、ターゲットとの「ニーズのずれ」を極力減らせるようにしました。

インターン説明会の参加者へのヒアリング

実際にZoomチャットでもらったアイディア

デザイン職の説明会時にアイスブレイクの一環で、「あったらうれしいノベルティ」をZoomのチャット機能で聞いてみました。
当日は200名を超える方々にご参加いただき、たくさんのアイディアを頂きました。貴重な意見ばかりで、新たな発見にもつながりました。

昨年のインターン参加者へのヒアリング

昨年インターンに参加し、現在は内定者アルバイトをしているメンバーにもヒアリングしました。

チャットでヒアリングしている様子

彼はインターンが終わってからも湯呑みをほぼ毎日使ってくれているとのこと!やはり「日常使いできる」というポイントがとても大切になってきそうです。

インターン2021で制作した湯呑み

リクルーターへのヒアリング

インターンの企画・設計や選考中の候補者の方との連携など、インターン運営に最も深く関わっているのがリクルーターの方達です。
私たちのような受け入れ部署という立場とはまた違った視点と豊富な経験を持っているので、デザイン案の段階でどんなアイテムがあったら喜んでもらえるかをヒアリングしました。

いいと思ったアイテムにSlackでスタンプをつけてもらいました。
※デザイン案の段階なので、実際のデザインとは異なります

私の予想ではペンやノートなどの文房具に票が集まるかと思ったのですが、意外にもアロマオイルなどのおしゃれアイテムも人気だったので今回挑戦することになりました。

梱包のアップデート

昨年のnoteにも書きましたが、2021年は梱包にあまり力を入れられなかったことが私の中で大きな反省でした。予算や納期など様々な事情で白無地の段ボールにグッズを入れてお届けしました。
今年こそは!という強い気持ちのもと、デザイナーとのオリエンの時点で外装のデザインはマスト事項としてお願いしました。

できあがった外装デザインがこちら


白地の段ボールにはあえて印刷などを施さず、「Hello Challenger!」のメッセージと内容物がプリントされたグリーンのシールを貼りました。
とてもシンプルなのですが、箱の開け口に重なる部分には切り取り線があったりと、細かなこだわりが詰まっています。
ちなみに、配送の際の伝票は裏側に貼ってもらうことでデザインを邪魔しないようにしました。

開けるとこんな感じ

ノベルティが入ったクリアポーチがすっぽりと収まっています。段ボールを開けた裏側には、運営チームから参加者へのメッセージを印刷しました。
箱を開けた瞬間のワクワクが一気に押し寄せるように意識しています。

余談ですが、昨年までは「ウェルカムグッズ」と呼んでいたものを、今年は箱もノベルティの一つととらえ、「ノベルティBOX」と呼んでいます。

撮影のこだわり

Twitterでも「おしゃれ!」というお褒めの言葉をたくさん頂いたのですが、ノベルティの魅力を最大限引き出してくれているイメージ写真の力もかなり大きいです。これらの写真はBXデザイナーが写真のトンマナやイメージボードを作成し、社内のフォトグラファーが撮影しました。

あまり知られていないのですが、CREATIVE CENTERにはフォトグラファーが在籍しています。LINEの様々なプロダクトや被写体を撮影しているメンバーに今回も撮影をお願いしました。

一日がかりでの撮影風景を少しだけお見せします。
照明の位置を何度も変え、アイテムの角度も微調整しながら撮影しました。

撮影風景
小さなアイテムも、真剣に角度を調整しています

以上、こだわりの詰まったノベルティBOXとその制作過程をご紹介しました。
LINEのインターンはこれからが本番。参加者の方にとって、今後の糧になるような経験になることを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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