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LINEヤフー デザイナー職インターンシップ2024:プログラム内容とインターン生の声

こんにちは、LINEヤフーでデザイナーの採用広報を担当しているGOです。
本記事では、2024年8月19日から8月23日の5日間にわたって実施されたLINEヤフーのデザイナー職インターンシップについてご紹介いたします。

実施概要

期間:2024年8月19日(月)から8月23日(金)の5日間
受け入れ人数:9人
対象職種:UI/UXデザイナー
開催形式:初日と最終日のみ出社、それ以外はオンライン

事前に提示していた参加メリット

実践的なチャレンジの機会を得られる

デジタルプロダクトのUIデザインを中心に、実務に近いプログラムを体験いただきます。日本最大級のユーザー数と事業規模を誇るLINEヤフーならではのデザインプロセスを実践的に学べる環境です。

成長につながるフィードバックを得られる

インターン生1〜2名に対し、現役デザイナー社員1名がつき、メンターとしてサポートします。メンターのフィードバックからは、皆さんが着実に成長するための実践的なナレッジや気づきを得られます。

LINEヤフーDesignの価値観を体感できる

LINEヤフーのデザイナーは、常にスピードとクオリティーの両者を追求し続けています。プログラムや社員との関わりを通じて、社員と同じ目線でデザインに向き合い、仕事に対するマインドや社員が追求しているクオリティーを体感できます。

プログラムの構成

デザイナー職のインターンシップでは2024年8月19日から8月23日の5日間にわたって、以下のようなプログラムを実施しました。

デザイン課題

インターン生に5日間で取り組んでいただくデザイン課題のテーマは「LINEギフトのユーザー体験向上策としてのデザイン提案」でした。
LINEギフトは、LINEヤフーにおいて幅広い年齢層に愛用されており(インターン生自身がユーザー層に含まれている)、また右肩上がりの成長を続けている「旬」なサービスであることから、テーマに選びました。
5日間という短い期間の中で、インターン生の皆さんは、課題発見・リサーチ・ソリューションの具体化・UIデザイン・発表資料作成というフローに取り組み、最終日の成果発表会に臨まれました。

ライティング講座

私たちのデザイン組織には多種多様なスキルを持ったメンバーが在籍していますが、その中でも特筆すべきなのが「UXライター」です。UXライティングに対する考え方をインターン生に知ってもらうだけでなく、このインターンシップのデザイン課題を含むプロダクトデザインに活用できる実践的なノウハウを学んでいただくべく、普段からさまざまなサービスのUXライティングを担当しているメンバーが講座を開催しました。

オフィスツアー

私たちのオフィスは単なる「職場」ではなく、LINEヤフーのミッションやビジョン、多様なサービスの哲学などを社員やゲストに知ってもらい、波及につなげることができる空間です。そのため、オフィスをインターン生に案内することで、「職場」というだけでなく、私たちのサービスがどのような「環境」の中で生まれているのかを知ってもらえたのではないでしょうか。LINEヤフーはリモートワークと出社を組み合わせたハイブリッドなワークスタイルですが、こういった思いからオフィスツアーを実施することは重要だと考えています。

社員座談会

LINEヤフーには500名を超えるデザイナーが在籍しており、その役割は多岐にわたります。そんなキャリアの多様性をインターン生にも知っていただくべく、プロダクトデザイナーのみならず、UXリサーチャー、空間デザイナー、UIの研究者(LINEヤフーには、研究開発部門としてLINEヤフー研究所があります)との座談会を開催しました。インターン生からの質問にひと通り社員がお答えした後に、より深い会話ができるよう社員を中心した小さなグループに分かれ、インターン生の持つ疑問を解消できるような時間を設けました。

ポートフォリオ勉強会

デザイナー就活において、最も大きな悩みとなるものがポートフォリオの作成ではないでしょうか。私たちはインターンシップにおける成果物をインターン生自身のポートフォリオに掲載可能であることを約束していますが、同時に「ポートフォリオとは何なのか」「評価されるポートフォリオとは」といった内容を私たちなりにお伝えしています。この勉強会から、LINEヤフーのみならずデザイナー就活におけるポートフォリオの大切なポイントを感じ取ってもらうことが目的です。

成果発表会

最終日の午前中に、成果発表会(オフライン)を実施しました。テーマは先述した通り、「LINEギフトのユーザー体験向上策としてのデザイン提案」です。
各々がメンターとマンツーマンで取り組んできたソリューションを、5分間でプレゼンテーションしました。
けっして長いとは言えない期間の中で、課題を発見し、それをリサーチによって納得感が得られるまで具体化。その後に解決策を導きUIデザインとして提示するというのは、簡単な作業ではなかったと思います。
しかし、その中でも9人全員がそれぞれの個性的な着眼点からLINEギフトのUXを高める提案を行い、レビュワーであるLINEギフトを含む各サービスのデザイン責任者から驚きと称賛の声が上がっていたのが印象的でした。

インターン内省会

集大成である成果発表会終了後、内省のためのコンテンツを実施しました。人間の成長には、「技術的成長」と「精神的成長」の2つがあるとされています。そして、人間は技術的な成長だけでは次元の高い仕事はできず、もう一方の精神的な成長が不可欠です。精神的成長のためには、自分の行動や考え方を振り返り見つめ直すこと、つまり「リフレクション(内省)」が必要ということで、インターンシップ期間中に起こった出来事と感情の変化をビジュアル化するというワークショップを行いました。これにより、インターン生はインターンシップを通じて何を得て、どのように成長したかを整理・認識しやすくなったと考えています。

懇親会

インターンシップにおいて大切なのは、何よりも相互理解です。
そのためには、メンターとのマンツーマンで一つのプロダクトを作るだけでなく、PCの前から離れた場でのコミュニケーションも不可欠です。
最終日の夜には、5日間伴走したメンターだけでなく成果発表会にレビュワーとして参加した各サービスのデザイン責任者、インターンシップの企画運営メンバーなども合流して懇親会を実施。「デザイナー」という枠を取り払い、カジュアルな交流をお互いが楽しみました。

参加者の声

以下にプログラムを終えた参加者の声を抜粋します。

Aさん:インターンシップでの経験を通じて、LINEヤフーのサービスを成長させるプロセスや思いなど沢山勉強になりました。
また、メンターの方々からいただいたフィードバックやサポートにより、自分のスキルアップだけでなく、プロジェクト全体を俯瞰する力も身につけることができました。このような環境で、さらに大きなプロジェクトに挑戦し、自分自身を成長させていきたいと強く感じています。

Bさん:メンター制度での1on1の中でリサーチと課題のつながりからペルソナの活用までいろいろ学びました。実業務の中でも、このような制度で成長が早いだと考えています。そして、デザインシステムを見ると、厳密のルールと考え方から、秩序と操作のしやすさを実感しました。デザイナーとして、このようなシステムを利用できることが幸せだと思ってます。

Cさん:LINEヤフーのデザイナーの方とたくさんお話しすることができたことで、デザインをする上で大切にしていることやそこに宿る思いを知ることができたため。また、オフィスツアーや先輩座談会、懇親会などで実際にLINEヤフーで働くことになった際のイメージの解像度が上がり、ここでみなさんと共に働きたいと感じた。

Dさん:LINEヤフーのインターンシップを通して、デザイナーとして就職活動を進めていきたいと改めて考えるようになりました。多くの人にサポート、アドバイスをしてもらう中で、デザインが私がこれから歩んでいきたい道・方向であると気付かされました。

Eさん:もともとインターン参加がかなわなかったとしても選考に参加するつもりでしたが、インターンを通してLINEヤフーで働く人たちの雰囲気などの内側部分を知ることができそして自分が働くことのイメージなどもつき、以前よりも一層LINEヤフーの選考を受けたいと考えています。

Fさん:5日間、ありがとうございました。適切なフィードバックやコミュニケーションのおかげで、ベストなアウトプットに持っていくことができたと思っています。また、とても話やすく、就活のことから個人的な考えまで、さまざまなことをお話できてよかったと思っています。人事の方々におかれましても、円滑な会の進行や気配りによって、インターンが楽しく、特別な時間になったと思っています。本当にありがとうございました。

Gさん:始めはインターンシップへ期待する気持ちを持つ半面、拭えない不安もありましたが、メンターの方に優しく接していただき、そしてフィードバックでたくさんの学びを得ることが出来て、今は心から参加できてよかったという気持ちでいっぱいです。たくさんの不安の気持ちを口に出してしまい、他にもいろいろなご迷惑をおかけしたと思いますが、メンターや受入担当先の社員の方々のおかげで有意義で楽しい5日間になりました。今後、今回の経験を生かしながら反省点を改善し、成長した姿をお見せ出来れば嬉しいと思っています。ありがとうございました。

Hさん:いつもの課題制作ではなかなかユーザーアンケートを取ることができていなかったのでユーザーに対するリサーチの大切さを学ぶことができました。 Day4においても、メンターの方は発表練習の際に、聞き手の興味を逸らさないかどうかといった流れについてアドバイスをしてくださいました。そのおかげで、満足のいく発表を行うことができました。 他にも個人的なちょっとした疑問や業務についての質問に答えてくださり、仕事について解像度を高めることができました!5日間ありがとうございました!

Iさん:個人的には、本当に多くの学びがあり、自分の足りない部分を多く感じるとともに、良い横のつながりも築くことができました。本当に得るものばかりのインターンシップでした。 また、自分一人で作業していると、考えが制限されたり、実力の不足で見逃してしまう点が多々ありました。しかし、 メンターの方がフィードバックの際に良い方向に導いてくれて、本当に助かりました。5日でこれまで達成できたことは実力あるメンターの方がそばにいてくださったことだと思います。本当にありがとうございました。

総評

今回のプログラムはLINEギフトをテーマにしていたため、 成果発表会の最後に、LINEギフトのデザインを管掌するコマースカンパニー SC統括本部 LINEコマースデザイン部部長の橋本さんから以下のような総評がありました。

非常にテクニカルなUXUIデザインスキルを学び実践し、α世代的な社会課題に根ざした本質的な課題解決に視点を落としこんだ、デザイン提案が多く見られました。我々も同じ土俵に立つ者として、大いに気付かされることが多くあり、目からウロコの経験をさせていただきました。
インターネットを取り巻く環境は、AI技術の進化を筆頭に様々なテクノロジーが次々と出現し、複雑化しています。この複雑さが故に、役割が多様化・横断化・高速化している中で、若い皆様には、デザイナーのみならず全ての領域や職種にチャンスがあるということを改めて皆さんに伝えたいと思います。
その中でデザイナーというシゴトを目指すなら、「これだけは誰にも負けない世界でNo.1」の「審美的基準(美しいデザインとは?)」を胸に持っておいてほしいです。

最後に

このインターンシップは、私たちにとってはデザイナーを志す方々が成長していく過程に寄り添い、またLINEヤフーのデザインを理解していただけたことを実感できた5日間でした。将来、彼らと共にLINEヤフーをデザインで支えていける日がくれば、これほど嬉しいことはありません。
今後も私たちは、多くの方にデザインの本質を深く理解していただき、また若きデザイナーの成長につながるような活動を続けていきます。

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