見出し画像

デザインのブラッシュアップのプロセスを公開します

こんにちは。UIデザイン1室O2Oデザインチームのマルヤマです。

私たちのチームでは現在LINEマンガ、LINEデリマ、LINEポケオ、LINE DAY2020を担当しています。
私は20歳の時にアルバイトとして入社し、今は正社員として働いています。今年で入社して6年目になりました。まだまだデザインについて学ぶことが多く、精進の日々です。
今回はデザインがどのようにブラッシュアップされていくのか。LINEデザイナーのフィードバック方法や内容についてご紹介したいと思います。(この記事はデザイナーを目指している人・新卒・ジュニアデザイナー向けの内容になります)

デザインのブラッシュアップの進め方

まず初めに、デザインはどのような工程を経てブラッシュアップされていくのか簡単に説明します。
プロジェクトにもよりますが、大体1~2人のデザインチェックが入ります。直接マネージャー確認のケースが多いですが、ジュニアデザイナーにおいてはマネージャー確認の前に同じチームのシニアデザイナーに確認をしてもらうことがあります。ある程度この段階でブラッシュアップをしておけば多忙なマネージャーのコミュニケーションコストも軽減されるのです。

そして、UIデザイン室ではグループコミュニケーションアプリ「BAND」を使用しています。

画像1

(画像はBANDのタイムラインのイメージです)

BANDのいいところは、他のメンバーが作業したデザインの工程が見れることです。個人的にデザインテストの投稿は見ていて新たな発見があり、勉強になります。
作業を終えたら制作物をグループBANDへ共有し、確認をしてもらってデザインフィードバックをもらう。といった流れになります。

画像2

LINEとZoomを使用したオンラインフィードバック

私たちは業務連絡のメインツールとしてLINEを利用しています。在宅勤務になる前からデザインフィードバックにはLINEを利用していましたが、細かいディテールの共有や話した方が早い時などはお互いがPCの画面を見ながら口頭で行われていました。ですが、今は在宅なのでLINEとZoomの併用が主になっています。

LINEのトーク上ではテキスト、必要に応じて簡易的に修正箇所を示した画像でフィードバックをもらいます。文章では複雑になるような、直接話す方が伝わりやすい場合はZoomを使用します。(フィードバックをする人によって方法は異なるかもしれません)

画像3

文字から情報を正しく読み取り理解する

人によって言葉の使い方や説明方法はさまざまです。そしてLINEのような文字でのやり取りは、意図や感情が伝わりにくいことがあると思います。
情報を正しく円滑に理解するためには認識のすり合わせが重要です。「この認識で合っているだろうか」と少しでも不安に思ったら、早い段階で相手に確認を取ることをおすすめします。

何を当たり前のこと言っているんだ。と思われるかもしれませんが、「聞く」ことができない人は意外といるものです。「これで合っていますか?」と聞いて邪険に扱う先輩や上司はいません。(わたし調べ)
解釈違いで仕事を進めて事故を起こすよりは、事前に不安要素を取り除いてしまうことが円滑なコミュニケーションにも繋がると思います。

実例~デザインBefore・After~

デザイナーの成長に必要不可欠なものはデザインフィードバックです。経験豊富なデザイナーでも一発で調整不要の完璧なデザインを生み出すことは難しいと思います。どんなデザイナーもデザインのブラッシュアップを重ね日々、精進されているのではないでしょうか?

画像4

これは実際にあったデザインのブラッシュアップの過程です。

突然ですがここでクイズです。

画像5

Fixされたデザインはフィードバック前のデザインと比べて、何項目変わったか分かりますか?
.
.
.
正解は、

1.テキストとロゴのサイズ
2.テキストとロゴの配置
3.メインテキストの太さ
4.「FOR DESIGNER」とメインテキストの間隔
5.「TALK」の「T」と「A」の間隔
6.緑色のラインの太さ

の6項目でした。
これらの項目がブラッシュアップされたことでデザインにメリハリがつき、タイトルの「CAREER TALK」がより目立つようになりました。

余談ですが、初めてフィードバックをもらう時、人によっては自分が一生懸命作ったものを否定されたように感じてしまうことがあるかもしれません。私も過去、厳しいフィードバックをもらったわけでもないのに「自分のデザイン駄目だな…」と落ち込むことがありました。
ですが、フィードバックは自分では気づけなかった部分の精度を上げることができ、回数を重ねることでそのデザイン、そして自分自身を成長させてくれます。

初めてフィードバックを受ける人はフィードバックの意図を汲み取って吸収するぞ!という心構えをしておくといいかもしれません。落ち込むことが悪いわけではありませんが、引きずるのは時間が非常に勿体ないです。(経験談) 

最後に

LINEのデザイナーはどのようにフィードバックを共有し、デザインをブラッシュアップしていくか伝わりましたでしょうか?
フィードバックをもらってデザインが悪くなることはそうありません。ですが、言われた通りそのまま反映するのは誰にでもできてしまいます。フィードバックの中身にどのような理由があるのかを考えながらデザインに反映していくと自身の成長の手助けになると思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事が少しでもいいね!と思ったら♡ボタンをポチッと押してくれると嬉しいです!
いいねが50を超えたら、執筆した自分へのご褒美にちょっと贅沢なケーキでも買おうと思います。

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

InstagramでもLINEヤフー株式会社のデザインを紹介しています!