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【開催レポート】LINE CREATIVE Meetup #4

こんにちは、クリエイティブコミュニケーションチームの中谷です。
6月30日に開催されたLINE CREATIVE Meetup #4のテーマは 「『withコロナ』時代におけるLINEデザイナーの在宅勤務事情」。様々な職種を交えて、在宅勤務下においてどのようにLINEデザイナーが業務を遂行してきたかをお話させていただきました。
途中、音声や機材のトラブルがありお聞き苦しい点もあったかと思いますが、参加者の皆様が面白い内容だったと感じていただけたのでしたら幸いです。

では、内容を簡単に振り返らせていただきます。
司会の中谷から簡単に部署の在宅勤務概況の説明があった後、エバンジェリストの小林謙太郎さんからwithコロナ時代におけるデザイナーの役割をどう考えるか、というお話をさせていただきました。

デザインでリードする

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私たちLINEはデザイナーの価値、重要度は厳しい情勢の中でことさら高まっていると考えています。なぜなら、デザイナーの仕事は課題解決。ユーザーや社会が抱える課題、ニーズ、そういったものを解決するためにデザインするのだと考えているからです。

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現在、仕事や生活をする上で至るところでやり方や考え方、価値観などが変わってきています。別のものに置き換えたり、全く新しい方法なども出現し、私たち生活者の課題やニーズが変化してきたのです。もしくは新しい課題、眠っていたニーズなどが顕在化してきたとも言えるでしょう。それらに対して自分たちが持っているクリエイティビティやテクノロジーで解決策を用意していけばいいわけですが、その上で重要なポイント二つあります。

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それは、スピードとクオリティです。イノベーティブなプロダクト、サービスをいかに早くそして高い質を保ちながら提供できるか。ものすごく当たり前だけど本当に重要なことだと思います。ここでいうクオリティというのは、つまるところ利用者が満足できるレベルに達しているかどうかということです。

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UIデザイン8チームのマネージャーである齋藤さんは「デザインは正直である。」と言いました。使いづらいものは使いづらいんだと。ビジネス上の都合やスケジュール、システム上の制約等で妥協したり自己表現みたいなことをやってるデザインはユーザーに見抜かれる。サービスは使ってもらって初めて価値が出て使い続けてもらうことで価値が高まるので、そのサービスを利用される方がより直感的に簡単に迷うことなく安心して手軽に気持ちよく楽しく使えるといったことを追求することが求められるんです。

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誰もが簡単に安心して使えるようにするためにデザイナーはどの職種よりもユーザーファーストに、プロジェクトや組織の中でのUXの砦としてクオリティを極限まで高める責任があります。

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最後に参加者の皆様には「これらを推進する存在であって欲しい」というメッセージが語られプレゼンテーションは終了しました。

映像クリエイターが感じた在宅勤務のメリット&デメリット

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映像デザイン室(旧映像デザインチーム)で映像制作のディレクションを担当しているフロリアンさんからは、在宅勤務下で行われた制作について、具体例をあげながらお話させていただきました。
1つはLINEマンガのCM。こちらは途中まで通常のテレビCMのような方法で制作されていましたが、新型コロナの影響により途中でやり方が切り替わりました。2つ目は「LINE 母の日」。これは制作の直前にリモートワークになったので新しい手法の良い例になると考えたからです。

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社内の特徴としてLINEでのコミュニケーションが当たり前ということがあり、ベンダーとのやり取りもLINEで行われています。そのため在宅勤務になったとて、そのスタイルは大きく変わりませんでした。このようなスタイルはコミュニケーションが取りやすいというメリットがある反面、マイルストーンを設定するなどの作業が行いにくかったそうです。
LINEマンガの動画製作の場合は、企画提案からデザイン相談までをLINE上で行いました。

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「LINE 母の日」の動画はシーズナルなブランディングコンテンツでオウンドメディア向けに制作されました。企画、撮影準備が着々と進む中、突然の撮影禁止に。予定したプランはキャンセルせざるを得ない状況へと追い込まれました。しかしモーメントを失いたくないという理由から、非常に短いスケジュールの中で在宅勤務下で対応可能な新たな撮影プランを考案したそうです。

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そして撮影されたのが、この2つの動画になります。

「映像業界は、特に現在の実写コンテンツの作り方は根本的にリモートに向いてない」とフロリアンさんは考えています。一方で、新しいやり方と可能性を感じれられたんだそうです。トラディショナルな広告動画より、インフルエンサーを活用しリモートで分割されたコンテンツの作り方が増えるだろうと予想されています。

パネルディスカッション

最後のコンテンツは、現役のUIデザイナー、BXデザイナー、そしてエバンジェリストによるパネルディスカッションでした。事前に頂戴した質問にお答えしていく形でした。
総評いたしますと、クリエイティブセンターではかねてからのワークスタイルが幸運にも在宅勤務に向いていたということかもしれません。LINEをはじめとする様々なオンラインツールでのコミュニケーションに慣れていたことから、出社しようが在宅だろうがさしたる業務のクオリティ低下には繋がらなかったということになります。詳細な内容につきましては、後日公開されます「質問回答編」noteをご覧ください。

今後もLINE CREATIVE Meetupは継続して開催予定です。次回の内容にもぜひご期待ください。

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